
家計簿って、つけているうちにどんどん情報が増えて、見返すのが大変になってしまうこと、ありませんか?
私はそんなストレスを減らすために、手帳を2冊に分けて家計管理をしています。
そのうちの1冊が、今回ご紹介する「ほぼ日手帳」。
1日1ページの自由度が高いこの手帳を、クレジットカードやチャージ式決済の支払い記録専用として活用することで、月末の見直しがぐっと楽になりました。
今回は、「ほぼ日手帳を家計簿にする方法」について、実際の書き方や工夫、使っている文房具などを詳しくご紹介します!
「家計簿がうまく続かない」「支払い管理がごちゃごちゃになりがち」という方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。

お気に入りの手帳を使うと家計簿をつけるのがグッと楽しくなりますよ!
実際の記入例や使用感は、こちらの動画でもご覧いただけます。
▶︎【YouTube】ほぼ日手帳を家計簿にする


①はじめに|家計簿を2冊に分けた理由
家計簿は、家計を整えるうえでとても大切なツール。でも、「うまくまとまらない」「何を書いたか分からなくなる」「月末の見直しが大変」……そんな経験はありませんか?


私も以前は、1冊の家計簿にすべての支出やチャージ、クレジットカード決済などを記入していました。ですが、情報が多すぎてゴチャついてしまい、管理がどんどんストレスになっていったのです。
特に、最近はコード決済や電子マネー、プリペイドカードを使う機会が増え、実際にお金が出ていくタイミングと、カード明細に載るタイミングがズレてしまうのも悩みのタネでした。



チャージした日を書く?それとも使った日を書く?



どちらも書いておきたいよね。
たとえば、楽天お買い物マラソンなどで複数店舗から購入した場合、1日で10件以上の支出が発生することもあります。そうなると、1日の記入欄では足りず、記録もバラバラに……。
しかも、楽天市場での支払いは、クレジットカードの明細にも「店舗ごと」に金額が記載されるため、「楽天市場で合計◯◯円」などと1行でまとめて書くことができないのも困りごとのひとつでした。
そんな時にふと思ったのが、



用途ごとに手帳を分けてみよう
ということでした。
そこで私は、家計管理を
・一般的な家計簿(項目別で管理)
・支払い方法に特化した家計簿(チャージやクレカの流れを管理)
の2冊体制にすることに。
- 項目別の家計簿 → 一般的な家計簿(私は「ちいかわ家計簿」を使用)
- 支払い管理専用 → ほぼ日手帳




このスタイルに変えてからは、「どこに何を書けばいいか」迷うことがなくなり、見直しや集計もぐっとラクになりました。
また、クレジットカードやプリペイドカードの不正利用など、万が一のトラブルに気づくためにも、記録を見やすく整理しておくことが大切だと感じています。



不正利用に気づくためにも家計簿はスッキリさせておきたい!
「このチャージ、ちゃんと自分がやったやつだっけ?」とすぐ確認できるようにしておけば、安心感も違います。
この記事では、そのうちの1冊である「ほぼ日手帳を家計簿にする方法」について、詳しくご紹介していきます。
② ほぼ日手帳の使い方は「支払い管理」専用
私がほぼ日手帳を家計簿として使っているのは、支払い方法を「見える化」するためです。
日々の支出は、現金で払うことはほとんどなく、コード決済・電子マネー・プリペイドカード・クレジットカードなど、さまざまなキャッシュレス手段を組み合わせて利用しています。
ですがこれらは、チャージしたタイミングと実際にお金が動くタイミングがズレることも多く、1冊の家計簿では管理がごちゃついてしまうことも……。





私を含めポイ活をされている方は、チャージした金額を別のプリペイドカードへチャージ、さらに別のカードへチャージして、、、なんてことも起こりますよね。
特に私の場合は、「チャージ・引き落としの流れ」「何にいくら使ったか」などを分けて記録することで、頭の中がすっきり整理されるようになりました。
そこでほぼ日手帳では、「お金が出ていくタイミング」に着目して記録することに。
たとえば次のようなものです:
- クレジットカードからコード決済やプリペイドカード、電子マネーへのチャージ
- クレジットカード紐付けでのコード決済の利用
- 銀行口座からコード決済やプリペイドカードへのチャージ
- クレジットカードを利用した積み立て…など
反対に、チャージ残高の移動は使ったお金には含みません。
例えば次のようなものです。
- プリペイドカードの残高から別のプリペイドカードへのチャージ
- プリペイドカードからコード決済へのチャージ
- プリペイドカードから電子マネーにチャージして、POSAカードを購入してのチャージ
- ポイントを利用したプリペイドカードへのチャージ
- チャージした残高からの支払い
- ポイントを利用した支払い
こういった「支払いに使うための資金移動」は、実際の買い物とは異なるけれど、家計には大きく関わる大切な動き。
記録しておくことで、月末にクレジットカードの明細と照らし合わせる際に「あ、これはこの時のチャージだ」とすぐ分かり、確認がスムーズになります。



大切なのは明細と見比べてスムーズに確認ができること!
一見面倒に思える支払い管理ですが、用途を特化した手帳を1冊持つだけで、日々の記録も見直しも驚くほどラクになりました。
③ ウィークリーページを家計簿にする
ほぼ日手帳には、年間スケジュール・マンスリーページ・ウィークリーページ・1日1ページのデイリーページなど、たくさんの記入スペースがあります。
最初は「せっかくなら1日1ページを使おうかな?」と考えていたのですが、実際に使ってみると、意外と続けづらいことに気づきました。
デイリーページは、1ページが大きく自由度も高いですが、家計簿として使うにはスペースが広すぎます。
空白が増えてしまうのが気になりますし、月末の見直しのときにページを何枚もめくるのは面倒です。





デイリーページを家計簿にしてしまうと、1ヵ月分が30ページ。月末のまとめ計算時にページを送るのが面倒です。
そこで私はウィークリーページ(週間バーチカル)を家計簿にすることに。
ウィークリーなら、1週間を一覧で確認できるので、チャージやクレジットカードの動きが視覚的に把握しやすく、全体の流れも掴みやすくなりました。


「1日ごとにたくさん書きたい人」にはデイリーページが合うかもしれませんが、私のように“支払いの流れを記録する”ことが目的の場合は、ウィークリーページがちょうどよかったです。



デイリーページなら使った金額だけでなく、買ったものの記録や感想、ショップの感想などを書き留められますね。



用途に合わせて選ぶのが良いかも!
④ 実際の書き方 | ルールと工夫
ここでは、私がウィークリーページに実際にどのように書いているかをご紹介します。
「支払い記録専用手帳」として運用するために、いくつかのルールを決めて、毎日の記録をなるべくラクに、そして楽しく続けられるように工夫しています。
線を引いて入金と出金を区別
まず、ウィークリーページの午前10時のラインを目安に、横に1本線を引きます。
その線より上には「入金」を、下には「出金」を記入。
線は、いろは出版「SUNNY TEMPLATE」(フレーム&ライン)を使って、スッと引くだけ。





見た目が整うと書くのが楽しくなりますね。
サニーテンプレートは4種類ありますが、この「フレーム& ライン」はラインとフレームに特化したテンプレート。手帳に線をひいたり囲ったりするときに重宝しますよ。


体調の記録もワンポイントに
ページ上部、日付の下の空きスペースには、その日の体重と体温を記録しています。
フリクションスタンプの「ヘルスケア(体重計)」と「ハート」の絵柄を使って、気分もアップ。





フリクションスタンプは押し間違えても大丈夫!スタンプ後ろでこすると消せるんです。


クレジットカードは色分けする
私は普段使いのクレジットカードが8枚あるので、それぞれ色ペンで色分けして記録しています。
具体的には、金額は黒ペンで書き、使用したカード名をその上に色ペンで記入します。
使っているペンは、サラサクリップのヴィンテージカラー6色+ミルクカラー2色。
くすみ系カラーなので落ち着いた印象になりますが、色の見分けがつきにくいので注意が必要です。


サラサクリップのヴィンテージカラーは5色セットで2種類(基本セットと追加色セット)があります。私は両方購入し、この中から色味が似たものを使わないようにして6色(まるをつけた色)を選んでいます。







カラフルな色ペンを使うよりもサラサクリップのビンテージカラーの落ち着いた雰囲気が読みやすくて気に入ってます!
私はどの色がどのクレジットカードかを付箋に書いて、その週のページに貼っています。
これなら見ながらかけるので間違いも起こりにくい。
チャージ支払いは明るい色で区別
コード決済やプリペイドカードからの支払いは、銀行口座から直接引き落とされるわけではないため、月末の合計には含めず「覚書」として記録しています。
そのときに使う色は、サラサクリップのヴィンテージカラー「キャメルイエロー」。
他のくすみカラーに比べて明るく、目立つので「これはチャージ払いですよ」とひと目で分かるようになります。


1日の合計金額は四角で囲む
1日分の出金の合計は、四角の枠で囲って記入しています。





使用しているのはジブン手帳テンプレート(プランVer)です!




月末の合計は左端の余白に
1ヵ月の終わりには、最終週のウィークリーページの左端スペースに「今月の入出金まとめ」を記入します。
ここでは、チャージ分(キャメルイエローで書いたもの)は含めずに計算。
本当に「現金として動いたお金」だけを把握するようにしています。


⑤ 月末チェックが楽になる工夫
毎月の終わりに訪れる、ちょっとした“憂うつ”――それがクレジットカードの明細チェックではないでしょうか?
何に使ったのか思い出せない支払いがあったり、チャージ金額がどのカードから引き落とされたのか分からなくなっていたり…。
以前は私も、「家計簿にいろいろ書き込みすぎて、どこを見ればいいのか分からない」という状態に陥っていました。



市販の家計簿は書き込む欄が少なすぎるんですよね。
でも今は、支払い管理専用のほぼ日手帳に記録を分けることで、月末チェックがぐっと楽になりました!
色分けで一目瞭然
まず、カードごとの色分けによって、明細と手帳を照らし合わせる作業がスムーズに。
「この支払いはこのカードだったな」と瞬時に判別できるので、見落としや確認ミスを防げます。
見返す場所がひと目で分かる
「出金」「入金」「覚書(チャージ払い)」のルールを決めて書いていることで、必要な情報だけをピックアップしやすくなっています。
月末の計算でも、キャメルイエローで書いた“除外すべき項目”がすぐに分かるのも、時短につながっています。
合計金額がまとまっている
1日ごとの合計金額は四角で囲んであるので、月末には各週のページをさっと見渡すだけで集計可能。
最終週のページ左端に、1か月の入出金をまとめておけば、「振り返りと次月への予算立て」もラクになります。
このように、使い方を少し工夫するだけで、月末の家計チェックが“重荷”から“整える時間”に変わるんです。
⑥ ほぼ日手帳ならではの魅力と注意点
初めてほぼ日手帳を手に取ったとき、まず驚いたのが「紙の美しさ」と「書き心地のよさ」でした。
使われている紙は、トモエリバーSという薄くてしなやかな紙。
ページをめくる音や、ペン先がすっと滑る感触、ページを閉じたときの空気感まで――「書くこと」そのものが楽しくなる魅力が、ほぼ日手帳には詰まっています。
また、1日1ページ・ウィークリーページ・マンスリーなどがすべて一冊にまとまっているので、自由度が高く、自分好みにカスタマイズしやすいのも嬉しいポイントです。
公式グッズで手帳を楽しむ
ほぼ日手帳には手帳を楽しむ様々な公式グッズが販売されています。
というのもほぼ日手帳は、手帳本体とカバーが別売というちょっと珍しいスタイルなんです。
お気に入りの柄や素材を選んで自分だけの1冊にカスタマイズできるのも、大きな魅力のひとつです。



カバーと手帳本体と同じような値段なので、カバーは何年か使い回して手帳本体だけを毎年買う形が良いかなと思います。
カバーの種類は本当に豊富で、アートやキャラクターとのコラボ、シンプルな革素材までバリエーションもさまざま。
その年の限定デザインを選ぶのも楽しみのひとつになっています。
一方で、カバーをつけずに使うことも可能。
カバーなしだと見た目はシンプルになりますが、表紙と裏表紙をパタンと折り返して開けるので、片手でサッとメモを取るような使い方にはぴったり。



手軽にざくざく描きたい場合は、カバーなしのが使いやすいかも!
逆に、ゆったりと机で記録をつけるような方には、カバーをつけることで気分が上がったり、本体の汚れ防止にもなったりとメリットも多いです。
初めてほぼ日手帳を使う方にとっては少し戸惑う部分かもしれませんが、「どう使いたいか」で本体とカバーの組み合わせを自由に選べるのも、ほぼ日手帳ならではの楽しみ方だと思います。
私は、イラストレーター柴田ケイコさんのカバーを愛用。その上から「カバーオンカバー」を重ねて保護しています。







カバーオンカバーをつけることでカバーの汚れや破損を防ぎます!
また、手帳を書くときには、下敷きがあると便利!
私は北岸由美さんのほぼ日下敷きを使っています。これがまた手帳時間を心地よくしてくれる大事な相棒なんです。


カバーも下敷きも、お使いの手帳のサイズがカズンなのかオリジナルなのか、はたまたウイークリーなのかで異なってきます。手持ちの手帳に合うサイズのものを購入してくださいね。
A5サイズはしっかり書けるが持ち歩きには不向き
私が使っているのはA5サイズの「カズン」ですが、これは大きくて分量もたっぷり書ける反面、かなり厚みと重さがあります。
持ち歩き用にはあまり向かないと感じました。
軽さや持ち運びを重視する方は、A6サイズの「オリジナル」や、週間軸メインの「weeks」もおすすめです。
マンスリーページは「ポイ活管理」に活用
私はマンスリーページの余白を「ポイ活キャンペーンの管理」に活用しています。


キャンペーンごとにチェックボックスを書き、期間や内容をメモしておくことで、参加し忘れや達成済みかどうかをひと目で確認できるようにしています。
達成したものは赤ペンでチェック、未参加のまま期限が過ぎたものは黒ペンでチェックするように分けておくのがポイントです。



空き時間に手帳を眺めて忘れていたキャンペーンを思い出したりできています!
毎月たくさんのキャンペーンが開催される中で、「いつ何にエントリーしたか」「条件を満たしたか」を忘れてしまいがちですが、手帳に書いておけば安心!
ポイ活をされている方には、マンスリーページのこうした使い方もおすすめです。



1月に行われるキャンペーンはこの余白だけでは書き切れないので、前月や翌月の日付けの欄にも書き込んじゃってます。
デイリーページはプライベート用に
私は、1日1ページのデイリーページは「自分だけのメモ帳」として別の用途で使用しています。
その日のTodoリスト、食事日記、その日の天気、ちょっとしたひとこと日記など、暮らしを整える記録帳として活用中。
「自律神経を整えるチェックリスト」を記載し、その日の終わりにできたことにスタンプを押す、といった使い方も。
ここでもフリクションスタンプが活躍しています。


ゲームのデイリーミッションをメモしたり、気ままに書ける空間があるのもほぼ日手帳の魅力です。
このように、「自分のスタイルに合わせて自由に使える」ことこそが、ほぼ日手帳の一番の魅力なのかもしれません。
ほぼ日手帳のラインナップ
ほぼ日手帳には、使い方やライフスタイルに合わせて選べるさまざまなラインナップがあります。
毎年手帳の発売を楽しみにしているファンも多く、2026年版は2025年9月1日より発売開始とのことです。



ほぼ日手帳の代表的なラインナップを簡単にご紹介します!
- オリジナル(A6・1日1ページ)
コンパクトな文庫本サイズで、書く・読む・貼るを自由に楽しめる定番モデル。分冊や英語版もあります。 - カズン(A5・1日1ページ)
私が使っているモデル。たっぷり書けて、週間バーチカルページもついています。置き手帳におすすめ。 - HON(A6/A5・1日1ページ)
カバーが一体型になった“本のような手帳”。持ち運びやすく、糸かがり製本でパタンと開くのが魅力。 - weeks(スリムサイズ・週間レフト)
左が週間スケジュール、右が方眼メモの薄型手帳。軽くて携帯性に優れ、weeks MEGAはメモたっぷり。 - day-free(A6/A5・月間+方眼ノート)
スケジュールは月間だけで、あとは自由に使えるノートタイプ。持ち運びや記録の自由度を重視する方に。 - Planner(A6・1日1ページ・英語版)
全ページが英語表記のスタイリッシュなモデル。ARTS&SCIENCEのディレクションによるミニマルなデザイン。 - ほぼ日5年手帳(A6/A5・5年分記録)
同じ日付を5年分並べて書ける記録帳。思い出や日々の積み重ねを楽しみたい方におすすめです。
どの手帳も、それぞれに魅力や個性があって「使い方は自由」なのがほぼ日手帳の素敵なところ。
まずは自分の目的やスタイルに合った1冊を選ぶところから、ぜひ楽しんでみてくださいね。


まとめ|ほぼ日手帳で、家計簿がもっと楽しくなる
手帳に家計の記録をつける――それは数字を並べるだけでなく、「暮らしを振り返る時間」でもあるのかもしれません。
ほぼ日手帳は、書き心地・見た目・自由度、どれをとっても自分に寄り添ってくれる存在!
1日1ページにぎっしり書き込まなくても大丈夫。自分に合ったスタイルで続けることが、家計簿を「習慣」にするいちばんの近道だと思っています。
この記事では、私が実際に取り入れている「支払い管理専用」としての使い方をご紹介しましたが、手帳の使い方は本当に人それぞれ。
1日1ページ手帳は好きなことをたっぷり書けるスペースの豊富さが魅力!自由なキャンバスに、あなたらしい家計簿スタイルを描いてみてはいかがでしょうか。
実際の記入例や使い方の様子は、動画でもご紹介しています。
ぜひこちらもチェックしてみてくださいね!
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