小麦、卵、乳製品不使用のビーガンカフェ en-kitchenさんに行ってきました。
名古屋市営地下鉄 東別院駅から徒歩1分。
出口を出て数歩歩くともう看板が見えてきます。
お店の食べログはこちら↓
https://tabelog.com/aichi/A2301/A230105/23060152/
en- kitchenさんでは米粉100%のパン「米花」さんのパンが食べられます。
テイクアウトも可能!
わたしは以前マクロビアンでした
お店のレポをする前にちょっと寄り道…。
断糖肉食 ってご存知ですか?
「この言葉はもう死語」というツイートを先日たまたま見て「そうなのか!」と驚きましたが、確かに最近全く聞きませんね…。
「糖質制限」というと「糖質を制限してカロリーも抑える」と考えてしまう人が多く、身体を壊しそうな食事になりがち。
そこで作られた言葉が断糖肉食。
「糖を絶って肉を食べる」という意味でFBで生まれました。
「とにかくお肉を食べよう!」な人たちの集まりです。
断糖肉食には菜食出身者が多い
そんなお肉一色の食生活の人たちなのですが、意外と元菜食の人が当時多く、わたしもその一人でした。
菜食の元気のなさを肉食で取り戻したい思いの人が多かったのです。
「菜食ですがわたしは元気です!」という方も勿論いらっしゃると思いますが
当時菜食から断糖に移った方々にとっては「肉食で元気になりたい」との思いが主流だったんです。
食べた気はしないけど雰囲気は好き
新しいベジカフェを見つけてはウキウキとお出かけする。
わたしにとってベジタリアンカフェやマクロビカフェは「宝物の詰まった素敵な場所」でした。
そんな当時を懐かしく思いながら、今回(お誘い受けたので)久々にベジタリアンさんの集まるカフェに伺いました。
当然今は菜食カフェの食事では全くお腹は膨れませんし(食べても身体的には1食としてカウントされません)
菜食のお店の、あの独特の雰囲気もちょっと苦手。
ですが見かけるとやっぱり少し惹かれますし、ついつい入りたくなります。
味付けが子どもに優しい
マクロビカフェ、ビーガンカフェって使っている調味料等がちゃんとしているんですよね。
変なものは使わずお醤油やお味噌も天然のもの。
売られている焼き菓子なども素朴で優しいものが多いのです。
店内で売られていたグルテンフリークッキー↓
こういったお店ではお子様ランチのジュースも濃縮還元ではなくストレートが主流ですよ。
(今回のエンキッチンさんでは伺ってないので濃縮還元かストレートかはわかりません)
なのでこどもに食べさせやすい点で安心して利用できます。
マクロビとビーガンの違い
ついでにマクロビとビーガンの違いについてもお話しします。
マクロビとビーガンは似ているようで全く違いまして、当然マクロビカフェとビーガンカフェも違います。
ビーガンは動物性食材を食べない人たち。
いわゆる菜食主義者という方々です。
マクロビは同じ菜食主義者なように見えて実はちょっと複雑。
身土不二や一物全体を重視し、食材や環境の陰陽を考えバランスよく生きようという生き方になります。
(ちなみにわたし「マクロビセラピスト」という資格を持っています)
マクロビは陰陽を重視
なので極端に陽に傾くお肉や大きなお魚はあまり(というか殆ど)食べませんし
極端に陰に傾く甘いものも殆ど食べません。
なるべく身体を中庸に置こうと常に意識して生活する生き方です。
そしてなんといっても一番の違いは「玄米を大切にする」という点。
玄米を神様のように
玄米ご飯をおかずに玄米ご飯を食べるような食事も多いマクロビアン。
我が家も「玄米ご飯のキッシュと玄米ご飯」…なんていう米×米の献立が多かったです。
マクロビ時代の投稿作品↓
心を込めて研ぐ
玄米をとても大切に扱うマクロビでは、お米の研ぎ方から違います。
米粒を驚かさないように、静かにお水を注ぎ丁寧に洗います。
「拝み洗い」というのですが、 両手をこすり合せるようにして玄米を研ぎます。
あまり洗わなくていいと思われている玄米ですがマクロビでは何度も何度もお水を変えてしっかりと洗っていきます。
拝み洗いの後はザルに入れたっぷりの水の中で振り洗い。
これもお水を変えて2〜3回行います。
それをしっかりと時間をかけて浸水させ、土鍋でゆっくりと炊きます。
その他の違い
食材以外でもマクロビにはいろいろと「避けたいもの」がありまして
例えば電子レンジの使用はNGですとか圧力鍋も人によっては「食材に圧がかかる」のでNG
「洗濯機や掃除機は使わない」なんて人も結構普通にいらっしゃいますし
電化製品を嫌がる傾向にあります。
赤ちゃんのオムツや女性の生理ナプキンは布を推奨し、フッ素加工のフライパンやカトラリーも使用しません。
フライパンは鉄、鍋は土鍋(「それ以外はいらない」なんて言葉をよく聞きました)カトラリーは主に木製のものを使います。
身体に良いものを求める生き方
ビーガンが「菜食」であるのに対し、マクロビは「身体に良いもの(実際に何が身体に良いのかは人それぞれだと思いますが、良いとされているもの)を追い求める生き方」です。
そんなわけで似たように見えますが、マクロビアンとビーガンは全く違うんです。
en- kitchenさんのランチ
前置きが長くなりましたが久々の菜食カフェにそわそわしながら伺ったen- kitchenさんのメニューをご紹介します。
フードメニューは何時でも頼む事ができます。
テイクアウトもOK。
使用している米粉パンは東区の米花さんのものです。
今日のお惣菜
1300円の健美膳についてくる「2種のお惣菜」はこの中から選びます。
(お惣菜単品でも注文できます)
この日は
- ひよこ豆のコロッケ
- キャロットラペ
- キヌアサラダ
- ポテトサラダ
の4品。
動物性タンパクを摂ろうと思うとベジタリアンカレー1000円に200円プラスして塩麹チキンをトッピングするしかありません。
ドリンクメニュー
たんぽぽコーヒーや玄米コーヒーはありませんが、デカフェはあります。
注文したのはこちら
お子様プレート 650円
コーンやレーズンの入った甘めのカレー。
これもできたらお肉有り無しが選べると嬉しいですね。
でも美味しい美味しいととても喜んで食べていました!
単品で頼んだポテトサラダ
当然菜食のカレーでは物足りないうちの子はお惣菜を追加。
しかしこれだけでも足りません…。
続いて米粉パンを追加!
お花の形のあんぱん 200円
生まれて初めて食べるあんぱんにとても喜んでいました。
(でもまだ空腹そう…)
この後コーンの米粉パン(170円)も購入しました。
健美膳 1300円
わたしは一番人気という「健美膳」をオーダー。
これならドリンク付きで1300円です。
(パンとスープはこどもに取られたのでわたしもめちゃくちゃ空腹でした…)
チキン付きのカレーと悩みましたが
カレー1000円+チキン200円+コーヒー400円はちょっと高い…
足りないタンパク質は帰ってから補えばいいのでここは菜食で行こうとこのプレートを選びました。
選べるお惣菜はひよこ豆コロッケとキヌアサラダをチョイス。
手前のソースはコロッケのソースです。
(ちょっと甘めでフルーティなソースでした)
グルテンフリーコロッケなので米粉パン粉かと思いきや
豆粉か米粉か何かはわかりませんが、周りに粉をまぶして揚げてありました。
(なのでコロッケ特有の「衣のサクサク」は楽しめません)
調味料は店内で売られていまして、キヌアサラダに加えてあるのはこちらのラズベリー酢。
ポテトサラダにはこちらの粒マスタードが入っています。
セットのノンカフェインコーヒーをのんびり頂いて、沢山お喋りして帰宅しました。
(口をとじている事のないうちの子。騒がしくて本当にすみません!!)
小さい子連れでも入りやすい
店内は席数も少なく子連れだとちょっと入りにくい雰囲気かもしれませんが、赤ちゃん用の絵本や木のおもちゃがいくつかありますし
トイレにはこども用便座もオムツ替えシートもありました。
赤ちゃん連れだと入れるお店がかなり限られてしまうので、こういうお店は嬉しいですね。
【en-kitchen cafe】
住所:名古屋市中区大井町3-31
電話:052-898-1015
営業時間:10:30〜19:00
何時でも食事メニューは同じものが有り
定休日:月曜
完全禁煙
駐車場なし
お子様連れOK
お店の食べログはこちら