子どもがなると思われがちな中耳炎、実は大人もなるんです!
わたしは先日、はじめての中耳炎になりました。
耳の聞こえが戻るまで45日。
「大人は中耳炎にならない」なんてよく聞きますがはじめての中耳炎がこんなに長引くこともあるんです。
今回は自分の体験から
- 中耳炎とは?
- 何が原因?
- どんな治療をするの?
- 失敗しない病院選びのポイント
についてお伝えします!
急に耳が痛くなった時にぜひご一読ください。
突然耳が痛くなるのが中耳炎
そもそも中耳炎って何なのでしょうか。
わたしは今までかかったことがなかったので自分がなって初めて詳しく知りました。
中耳炎とは風邪症状が1週間ほど続いた後で突然耳が痛くなる病気です。
この痛みは人によって様々なようですがわたしはかなりの激痛でした。
前兆を感じたらすぐ耳鼻科へ
痛くなる前に
・鼓膜の違和感
・耳鳴りっぽい感じ
・鼓膜がボワボワする
等、何か前兆を感じる場合が多いようです。
この時に病院に行くとそこまで酷くはならないようなので何か症状を感じたらすぐに耳鼻科に行きましょう。
わたしはそんな前兆など全く感じず1週間の風邪症状のあと耳がいきなり激痛になり苦しみました。
夜全く眠れずかなりのしんどさです。
ちょうど日曜だったので翌朝すぐに耳鼻科へ。
待合室で座ってられないほどの痛みでした。
(ちなみに「前兆全くなく」と書きましたが「忙しすぎると右耳に耳鳴り」を感じることはここ1年ほどで度々ありました。もしかするとそれが前兆だったのかもしれません)
中耳炎の原因は鼻から
病院の先生に伺った話では、中耳炎は「耳」ではなく「鼻が悪い」 状態。
・鼻風邪が長引く
・鼻を勢いよく噛む
・鼻をすする
などが続くとなるそうです。
(そういえば小中と鼻が悪過ぎて鼻水がめちゃくちゃよく出て、何度も耳鼻科に通ったけど改善しなかったなぁと子どもの頃を思い出す…)
なので中耳炎の治療も「鼻を治す」が最優先。
病院を選ぶポイント
病院によって治療方針が全く異なります。
急に耳が痛くなって「ではどこの病院に行こう?」と選ぶ際に一番大事なのはどんな治療をする病院なのか。
「切る治療をする病院なのかお薬で治す治療をするのか」という点。
ここだけです!
お子さんが中耳炎になられた時もこの点を重視して選んであげてください。
わたしは何も考えずうちの子が赤ちゃんの頃から通っていた小児科耳鼻科へまず行きましたがここはすぐに鼓膜を切る病院でした。
ネット予約できる、最新機械がある、病院が綺麗
という点で選んでましたがそんなものより痛みなくストレスなく治療できる点が一番大切です。
わたしが受けた治療
今回2箇所の病院に通いました。
1箇所目は
- とにかく耳だけを治そうとする
- 鼓膜をすぐに切る
- 切って治らないとさらに切る
痛すぎて行く事が重いストレスになりかつ切るたびに片耳が聞こえなくなるので日常生活に激しく支障が出るため病院を変えました。
2箇所目の病院は治療方針が全く違います。
- 中耳炎は鼻治療から!
- 切らずに薬で治す
- 初日に鼓膜を切る?そんなことしても治らんよ
- 薬でゆっくり鼻を治す
- 鼻が落ち着くまでとにかく待つ
時間はかかるかもしれませんが気持ち的にストレスなくゆっくりと通えました。
鼓膜切開はかなり痛い!
1箇所目の病院での治療から説明します。
耳が痛くて座っているのもしんどい状態。聴力検査の結果は下記です。
鼓膜の切開は麻酔をしますがそれでもとても痛いです。
1回目の切開は耳の穴に麻酔液を入れ10分ほど寝て待ち(耳が激痛なのでこの待つ時間もしんどかった)
その後ブスッといきます。
比較的短時間で終わりました。
(押されるような感覚はあります)
片耳聞こえないとこんな状態に
片耳が全く聞こえないとどうなるか
- 音のする方角がわからない
- ドアを閉める、水を出すなど少しの音が頭に響く轟音に感じる
- お風呂が苦手になる(水がうるさいため)
- 声が反響するように聞こえる
- 自分の声もとても小さくなる
- まっすぐ歩けない(聞こえる方の耳側に寄る)
- フラつく
鼓膜を切ると日常生活に支障が出まくりました。
5日たっても片耳聞こえない
通常は4〜5日で鼓膜が回復するようです。
わたしは5日経っても殆ど聞こえませんでした。
聴覚検査をするとごく微量で聞こえる事がわかり、自分では鼓膜が回復してないと思っていたので一安心。
「良かった、聞こえてる!!!」
しかし先生は「おかしいな…」と。
もうとっくに聞こえているはずだ、と。
これはおそらく鼓膜が既に回復していて中にまた水がたまって聞こえなくなっているんだろう、と。
今度は「注射針で鼓膜に穴を開け中の水を吸い出す」という方法をとります。
鼓膜に注射器を刺して吸い出す
これ、鼓膜切開より厄介です。
痛いししんどいです。
- 麻酔はする、でも痛い
- 時間が長い
- ブスッと刺す感覚、頭の中に細長いものが差し込まれるような感覚、耳なので治療の間音でしっかりと感じる
- 耳の中を激しい掃除機でぎゅいっと吸われる感覚
この治療は痛いだけで耳の聞こえはさほど変わりませんでした。
開けた穴を更に広げて吸い出す
変わらぬままその日は一旦帰りますが、次の診察日になっても聞こえはあまり変わりません。
次は「前回開けた穴がまだ塞がってないのでその穴を広げて更に吸い出す」という方法でした。
- 麻酔をしない
- 恐ろしく痛い
- 作業時間が長い(刺して吸うまでが長い)
- 手際も悪い
- 「開けた穴を広げる」という言葉がもう怖い
- 終わった後耳がズキズキ1日痛む
吸った注射器を見ると、今回は薄オレンジ色の血の混じった液体が確かに吸い出されてました。
(前回は見てませんがあまりなかったようです)
耳の聞こえは少し回復しました。
でも刺した痛みがずっと続き、治療中の恐怖も強く、精神的負担が大き過ぎました。
翌日の診察に行くのが怖くなりました。
耳鼻科を変える
そこで、長年中耳炎・引越し多い・いろんな耳鼻科に通い続けたうちの妹におススメの病院を聞きます。
意外と近い…なぜ早く教えてくれなかったのか!と思いながらその耳鼻科へ行ってみることに。
- 鼓膜切開はほぼしない
- 薬で治す
- 中耳炎の治療は鼻を治すが基本!
- 待たされない(かなり早い!)
病院も古く、先生が結構お年だったのでこの先はそんなに長くはない病院かもしれませんが(失礼すぎる)でもとても良い病院でした。
何をされるのかどう切られるのかと思ってましたが初日の治療は鼻の吸入と飲み薬だけ。
治療を変えたらラクになりました
1回目行ってみてまず思ったのは今までは耳鼻科での治療が痛すぎて精神的に疲労困憊して帰宅していたのに
今日は全く疲れてない!という事。
気持ちも明るくなり日常生活にも支障が出なくなってお夕飯の準備などができるようになりました。
鼻から管を通す治療
大人の中耳炎は通常鼻を治せばすぐ治るようです。
こんな大人は滅多にいないそうなのですが、飲み薬だけでは鼻は治ってもなかなか耳が治りません。
そこで「鼻から耳まで管を通す」治療を受けます。
- 細長いものが鼻から奥深くまで入ってくる
- でも痛くはない
- 少し怖いだけ
- 切ることに比べたらなんて事ない
鼻の飲み薬を飲みつつ、週1でこの治療を2回受けました。
45日目にようやく完治
というわけでいろんな治療を受けましたが45日目にようやく完治を頂きます。
通院は終了しました。
聞こえは回復しましたが、まだ「唾を飲み込むと毎回鼓膜がボコっという」という状態が続くのですっきりは治りませんしまた悪くなるのかもしれません。
でもとりあえず治りました!
やった!!
まとめ
ということで病院によって全く治療が異なります!
中耳炎は鼻が悪くてなる病気。
そして鼓膜を切るのはめちゃくちゃ痛いですし、切った後日常生活にかなり支障が出ます。
(2週間寝込みました)
まずは切らずに鼻を治療してくれる病院を選ぶのが一番のポイント。
「でもうちの子は切ってすぐ治ったよ!」
という方も多いかと思いますが、そういう人って自分は切ってなかったり大人になってから切る治療をした事がない人が殆どなんですよね。
今回長引いたのは3回切った事が原因だったかもしれませんし
切らなければ初日のあの痛みが数日続いたのかもしれません
今も続く鼓膜の違和感はもしかすると切った事が原因なのかもしれませんし、
あと1回「注射器で吸い出す」をやると案外すっきり治るのかもしれません。
切った先生がたまたま下手くそでうまい先生なら痛みもなくかつすぐ治るのかもしれません(この可能性も高い)
どちらがいいかは両方それぞれをやり比べてみないとわかりませんが、切る治療にはわたしはもう恐怖しかありませんしこれが子どもでなくて自分で良かったと思います。
皆様が急に耳が痛くなった時の病院選びの参考にしてください。
追記「ヒマシ油ケアについて」
「中耳炎にはヒマシ油」とInstagramでコメントいただきました。
効果のほどはわかりませんがエドガーケイシー療法というものでヒマシ油を耳に垂らすとよいと言われているようです。
*試したい方はかかりつけの先生に確認するか自己責任で行なってくださいね。
個人的にはとろみのあるオイルなので顔やウエストのリンパマッサージにはとても良かったです!
使い心地が気に入ったので今後リピします。
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