ペットがいる、部屋の掃除をする時間がない、そもそも掃除が苦手…
などなどのお悩みを解決してくれるのがロボット掃除機。
今回は中でも人気のアイロボット「ルンバ」についてまとめます。
多種多様なルンバの機種それぞれについて違いを解説しています。
ロボット掃除機といえばルンバ
部屋の掃除をしている時間を有効活用したいと思い、ロボット掃除機の購入を検討!
色々と調べ悩んだ結果やはりルンバがいいんじゃないかという結論に。
画像は876です。
というわけでルンバを購入するため機種について調べました。
種類が多すぎて、どれを買ったらいいのか悩みますよね。
大きく分けて4シリーズ
ルンバは現在900シリーズ、800シリーズ、600シリーズと3つのシリーズに加え2018年10月26日発売の新シリーズのルンバe5の4つがあります。
900シリーズ(980、960)
高い洗浄能力と人工知能を備えた品質の高いシリーズです。
画像は公式サイトより(
自動充電、自動再開ができるので充電が切れそうになったら自分でホームに戻って充電し、充電完了したら続きから自動で掃除を再開してくれます。
お値段高め。連続稼働時間も長い(980で120分、960は75分)のでしっかりと綺麗にしたい方、家の広い方向き。
アプリ、スマートスピーカー対応
800シリーズ(890/880、885/870、871、875、876)
900シリーズが出るまでは800シリーズが最上品でした。
900シリーズより安価で性能はなかなか良いので高い性能が欲しいけど900シリーズは予算オーバーな人向き。
画像は公式サイトより(
自動充電。連続稼働時間は60分。
スケジュール機能(何曜日の何時、などの予約)あり。
アプリ対応機種(890)もあり。
600シリーズ(690/680/654/641、642、643/622)
洗浄能力は劣りますが安価で購入しやすいラインナップです。
画像は公式サイトより(
部屋がそこまで広くない人、とりあえずルンバを使ってみたい人向き。
自動充電。連続稼働時間は60分。
スケジュール機能があるものとないものとあります。
アプリ対応機種(690)もあり。
ルンバe5
2018年10月26日発売の新シリーズ。
性能は800シリーズとほぼ同じで稼働時間は90分。
(800シリーズは60分です)
高性能で低価格を実現したシリーズになります。
最大の特徴はなんと水洗い可能!
画像は公式サイトより(
ダストボックスの細かい埃も綺麗になるので洗えるのは嬉しいですね。
アプリ、スマートスピーカー対応。
Wi-Fi搭載モデル(980/960、961/890、891/e5/690/691)の違い
アプリやスマートスピーカーから清掃開始指示やスケジュール管理ができるWi-Fi搭載モデルは5種類あります。
直接本体のボタンを押すのではなく
「アプリから外出先で操作」
「スマートスピーカーを使って声で操作」
をしたい方向け。
画像は公式サイトより(
iRobot HOME アプリでつながる。どこからでもすぐにルンバを操作。 | アイロボット公式サイト
機種の違いを性能順にまとめると(上から順に高性能です)
980が最高性能。カメラで部屋の様子を分析、カーペットブースト(下記)があります。
960は980の安価版でカーペットブーストがありません。
961は960の色違いでAmazon限定品
e5は最新機種で丸洗い可能
890は900シリーズには劣りますが高性能で安価
891は890の色違いでAmazon限定
一番下位が690。このタイプのみダストボックスの掃除が面倒ですし掃除音も大きいです。
691は690の色違いでAmazon限定品です。
CleanMapレポート
また、980、960のみCleanMapレポート機能が使えます。
これはルンバが掃除したマップを確認する事ができる機能です。
画像は上記公式サイトより引用
900シリーズと800シリーズの違い
900シリーズと800シリーズの性能を比べます。
高性能なのが900シリーズ、それより少し劣るのが800シリーズです。
900シリーズはお値段もかなり高めなので予算のある方向き。
この2つの違いは3つ
- 900シリーズはカメラ付き
- 900シリーズは清掃面積が広い
- 900シリーズは自動再開できる
900シリーズのカメラ
900シリーズはルンバ本体に搭載されたカメラとフロアトラッキングセンサーなどの多彩なセンサーにより、フロア全体をナビゲーション。
ルンバ自身が今どこにいるのか、部屋のどこがまだ清掃されていないのかを高精度に判断し掃除し残しなく全体を綺麗に清掃してくれます。
画像は公式サイトより(
900シリーズ|ロボット掃除機 ルンバ | アイロボット公式サイト
自動再開
900シリーズも800シリーズも自動充電機能は付いています。
違いは自動再開できるかどうか。
900シリーズは掃除途中で電池が切れそうになってホームに戻った場合、充電後に自動で続きを清掃してくれます。
広い家を全部屋くまなく掃除したいなら900シリーズがお勧め!
900シリーズについて
900シリーズには980と960があり960が下位製品です。
980と960の違い
違いは3つ
- 980はカーペットブースト有り
- 980は付属品が2倍(デュアルバーチャルウォール、交換フィルター、ブラシ)
- 連続稼働時間の違い(980は120分)
900シリーズの2機種はどちらもWi-Fi搭載モデルです。
カメラ付き、吸引力の高さと清掃能力は同じです。
アプリでスケジュール管理をするのでスマホをお持ちでないとスケジュール機能が使えません。
112畳まで掃除でき、自動充電、自動再開。
980について
2015年発売で現行モデルの中で最高品質です。
お値段も一番高額。
この製品の特徴はカーペットブーストです。
カーペットなどの上だと自動で吸引力を調節、奥の汚れまでしっかりと吸い込んでくれます。
画像は公式サイトより(
900シリーズ|ロボット掃除機 ルンバ | アイロボット公式サイト
960について
960は2016年発売で980の下位製品。
Wi-Fiや吸引力などはほぼ同じ性能で低価格の商品です。
カーペットブーストがなく、付属品(デュアルバーチャルウォール、交換用フィルター、ブラシ)が1つずつしか付きません。
高性能ルンバがいいけど980は予算オーバーという人に向きます。
960と961の違い
960にはAmazon限定で961という製品もあります。
こちらは本体の色の違いだけなのでお好みで選んで頂けばOKです。
800シリーズと600シリーズの違い
800シリーズと600シリーズの違いは清掃能力と手入れのしやすさ。
600シリーズは800シリーズよりも清掃能力が劣る安価版です。
800シリーズは600シリーズに比べ吸引力5倍、清掃効率は1.5倍。
そしてお手入れのしやすさが特徴。
800シリーズはローラーなので髪の毛の巻き込みの清掃がしやすいです↓
画像は公式サイトより(
800シリーズ|ロボット掃除機 ルンバ | アイロボット公式サイト
600シリーズは従来の掃除機のようなブラシ型なので髪の毛などがくるくる巻き込んでしまうとなかなか綺麗に掃除できません。
600シリーズの清掃部分↓
画像は公式サイトより(
600シリーズ|ロボット掃除機 ルンバ | アイロボット公式サイト
800シリーズについて
900シリーズ発売以前は800シリーズが最高品質品でした。
900シリーズより安価でかつ900シリーズに匹敵する性能を誇ります。
公式サイトでの販売は2018年10月現在890のみなので残りの機種はこれから値上がりが予測されます。
880番代と870番代の違い
880/885と870/875/876の違いはライトハウスモードです。
880、885はライトハウスモードがあります。
これは部屋を1部屋ずつ認識する機能。
ライトハウスモードがない870番代だと2部屋、3部屋あっても全て1部屋として考えるので掃除のし残しなどが起こる可能性があります。
ライトハウスモードは不要?
880より高性能で後発機種の890にはライトハウスモードはありません。
また、上位機種の900番代にも付いておらず、代わりに900番代にはカメラが搭載されています。
880、885はともに公式サイトでは販売終了しているのでライトハウスモードは今後は「無くなる機能」ではないかと予想されます。
この機能が欲しい方はお早めに!
880と885/870と875の違い
1の位が0番のものと5番のものの違いはバッテリーの寿命年数です。
1の位が0の870と880はニッケル水素電池で寿命3年。
1の位が5の885、875はリチウムイオン電池で寿命6年。
バッテリーはAmazonなどで簡単に購入できますが安いものではないのでバッテリー寿命が長い方が嬉しいですよね。
なので800シリーズで1部屋ずつ綺麗にしたいなら885
ざっと掃除してもらえればいいので値段を抑えたいなら875がお勧めです。
885と885プラスの違い
公式サイトにはありませんが、885には885プラスという機種もあります。
こちらはコジマ電機、ビックカメラの限定品。
性能は全く同じですが、885に付いている10ヶ月メンテナンスが885プラスにはありません。
10ヶ月メンテナンスとは
875と885に付属するサービスです。
公式サイトからユーザー登録を行うと、10ヶ月後以降に分解・清掃・点検・修理パーツ交換を無償で受けられるサービス。
*どの機種でも有料でメンテナンスは受けられます(申し込みは公式サイトから)
無償メンテナンスを受けたければ875、885がお勧めです。
875と876の違い
876は2016年に出た875の進化版です。
875と876の違いは2つ
- 875は10ヶ月メンテナンス付き
- 876はデュアルバーチャルモード
デュアルバーチャルモードとは
デュアルバーチャルモードは「ルンバに入らないでほしい見えない壁」を直線と曲線の2タイプで選択して作れる機能です。
900番代(980、960)と876、890、690に付いています。
ルンバの全ての機種についているのが直線で「見えない壁」を作るオートバーチャルウォール機能
(画像は公式サイトより
900シリーズ|ロボット掃除機 ルンバ | アイロボット公式サイト
デュアルバーチャルモードの場合は上記に加え「ペットの水回り」など曲線で使える「ヘイローモード」があります。
(画像は上記公式サイトより)
デュアルバーチャルモードを使いたい場合は
600シリーズなら641〜643、690
800シリーズなら876、890、e5
900シリーズは980、960ともに使えます。
高性能が良ければ980か960、アプリ不要なら876、もっと安い製品で良いなら690、スケジュール機能もいらなければ643になります。
875と875ライトの違い
875には875ライトという機種もあります。
この違いは付属品の違いと10ヶ月メンテナンスがあるかないか。
875には10ヶ月メンテナンスが付いていますが875ライトにはありません。
また、875はリモコン付き、バーチャルウォールが2個付いていますが
875ライトにはリモコンなし、バーチャルウォールは1個になります。
870と871の違い
870と871はほぼ同じで、付属品が2個か1個かの違いです。
870はオートバーチャルウォールが2個付いています。
890について
890は800シリーズのWi-Fiモデル。
876にあるデュアルバーチャルモードも使えるのでデュアルバーチャルモードが使えてアプリで操作したければ890、アプリは不要なら876になります。
清掃の性能に違いはありません。
また、890はスポットモードがあります。
スポットモードとは半径60cmのみを集中的にお掃除する機能。
「椅子の下にお菓子クズをこぼした」など、部分的にお掃除したい時に使う機能です。
890と891の違い
890には891という機種もあります。
891はAmazon限定品で、違いは本体カラーのみ。
同じに見えますがよく見ると違います。
お好みで選んでください。
ルンバe5について
2018年10月26日発売の最新機種がe5です。
800シリーズとほぼ同じ性能で、低価格を実現した新ラインナップ。
一番の違いはダストボックスの丸洗いです。
画像は公式サイトより(
水洗いはe5のみの機能なので丸洗いしたい方にはe5がお勧め!
890とe5の違い
丸洗い以外で890との違いは稼働時間の長さと清掃能力。
連続稼働時間が800シリーズは60分なのに対しルンバe5は90分動かせます。
また、e5は2本のローラーが逆回転する事でより多くのゴミを取り除く事ができます。
画像は公式サイトより(
どちらもアプリ・スマートスピーカーに対応しているので今買うならe5がお勧め。
ダストボックスの掃除は中身をばさっと捨てて、ブラシで掻き出したり布で拭くなどが一般的。
ですがそれだけではスカッと綺麗にはなかなかなりませんよね。
まだ発売前なので詳しいことはわかりませんが、じゃぶっと丸洗いして綺麗になるならe5が一番使いやすいのではないでしょうか。
600シリーズについて
ルンバの中でお値段安めでそこそこ使える下位機種が600シリーズです。
清掃能力は劣りますが手頃なお値段で「とりあえずルンバを使ってみたい方」に向きます。
レビューで確認するとどうも800シリーズに比べてかなり音が大きいようです。
大音量の掃除機音が気になる方には向きません。
600シリーズここがイマイチ
安価な600シリーズは少々難ありと感じる点が3つあります。
1つ目はダストボックスの掃除のしにくさ。
ダストボックスが2箇所あり、ローラーではなくブラシで掃除するので髪の毛の絡まりなどが取りにくいです。
2つ目はゴミフルサインがないこと。
ダストボックスの掃除目安がわかりません。
3つ目は音の大きさ。
600シリーズでも特に下位機種は外出中などでないと使えないほどうるさいようです。
静かな方がいいですよね…。
以上3点の理由からストレスなく清掃したいなら800シリーズ以上がお勧めです。
600シリーズの選び方
600シリーズは現在621、622、641、642、643、654、680、690、691があり公式サイトでの販売は2018年10月現在643のみ。
これら600シリーズの大きな違いは「スケジュール機能」があるかないかです。
(スケジュール機能は800シリーズ以降には全て付いています)
スケジュール機能とは
「何曜日何時に掃除」など予約して掃除してもらう便利機能のこと。
地味によく使う便利な機能なのであった方が断然良いと思います。
スケジュール機能ありの600シリーズは 654、680、690、691の4つのみ。
*現在公式サイトで販売されている600シリーズは643のみです。
スケジュール機能ありの中で一番古いのが654です。
バッテリー寿命の違い
古い機種はバッテリー寿命が3年、新しい機種は6年です。
3年のものは621、622、654
6年のものは641〜643、680、690
換えのバッテリーはAmazonなどで簡単に購入できますが、寿命が長い方が使いやすいですよね。
アプリを使うなら690、691
690、691はアプリで操作できるので600シリーズの中でアプリを使いたい人にお勧め。
690と691の違いは本体色のみです。
691はAmazon限定品になります。
641/642/643と654の違い
バッテリー寿命の違いだけです。
641〜643は6年、654は3年です。
この中では643がお勧め
641/642/643の違い
641と642、643の違いは本体色の違いのみです。
現在公式サイトでの販売は643のみ。
642はAmazon限定モデルです。
680と690の違い
アプリが使えるかどうかの違いです。
680はアプリは使えません。
690はアプリが使えます。
それ以外の機能は同じでどちらもスケジュール機能、デュアルバーチャルモードが付きバッテリーは6年です。
622と654の違い
性能は全く同じでリモコンのあるなし、スケジュール機能のあるなしの違いがあります。
622にはリモコンが付いています。
654にはリモコンはありませんがスケジュール機能が付いています。
古い機種はリモコンの付いたタイプが多いのですが、これはルンバをリモコン操作できるものでラジコンカーのように動かす事も可能。
バッテリー寿命はどちらも3年、デュアルバーチャルモードではなくバーチャルウォールのみです。
また、細かな違いとして622には掃除ブラシの替えが付いていますが654には付いていません。
(別売りで購入可能)
まとめ
ルンバはかなり多種類販売されていますが公式サイトで販売終了している機種も多く、終了したものは品薄になると値段が上がる傾向にあるようなので気に入ったタイプは早めの購入が無難です。
全ラインナップの選び方
- とにかく高性能がいい!広い部屋を掃除したいなら980
- 980より安価に抑えたいなら960かe5
- 最新機種がいいならe5
- それなりの性能でお値段も安く抑えたいなら890かe5
- アプリ不要なら876
- 1部屋ずつ綺麗にしたいなら980、960か885
- とにかく一番安いものが良ければ600シリーズ
- スケジュール機能が不要なら643
876を購入しました
以上を踏まえてわたしが購入したのは(購入当初e5の存在を知らなかったので)876です。
876を選んだ理由
わたしが876を購入した理由は
- 900シリーズは予算オーバー
- アプリは不要
- ライトハウスモードは不要
- ヘイローモード(デュアルバーチャルモード)が欲しい
- 600シリーズはダストボックスの掃除が面倒
- それなりに安価
という点からです。
876の付属品は
デュアルバーチャルウォール×2
バーチャルウォール用の乾電池×4
交換用フィルター×2
お手入れ簡単
ダストボックスをスポッと取り外して中身を捨てるだけ。
取っ手が付いており隣の部屋などへの移動もラクです。
自動充電なので掃除が終わると自らホームに戻ります。
使ってみた感想
- とにかく掃除が楽になった!
- 細々したものを床に置かなくなった
- 愛着が湧いてルンバが可愛く思える
- 音はそこまでうるさくない
- 我が家は部屋の段差が大きいので1部屋ずつの移動が少々面倒
どの機種についてもルンバが乗り越える段差は2cmまでです。
古い作りの家だと部屋と部屋との段差を乗り越えてくれないので1部屋ずつ移動させないといけません。
とはいえもっと早く購入したら良かったと思えるほど良い買い物でした!
これから日々お部屋のお掃除をお願いしていこうと思います。
レターポットでお手紙頂けると嬉しいです!
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