
こんにちは!みすずです。
今年も新しい家計簿を選ぶ時期がやってきましたね。
私が来年の家計簿に選んだのは、「上書き合計の家計簿手帳2026」です。
「上書き合計」という少しユニークな方法を取り入れたこの手帳、実際に使ってみると、毎日の支出が自然と見える化され、無理なく支出を把握できるようになるんです。
この記事では、そんな家計簿手帳の魅力や私が実際に使ってみた感想、そして、関連グッズの選び方までをご紹介します。
うさこ手帳選びに迷われている方の参考になれば嬉しいです!
うだひろえさんの体験漫画がきっかけ
まずはなぜ上書き合計の家計簿を始めたのか、をお伝えします。
これまで私は、毎年2冊の家計簿を使っていました。
- ひとつは支払い方法別(電子マネー、コード決済、クレジットカード)に分けた家計簿
- もうひとつは、費目別(食品、日用品、医療費など)にまとめた家計簿
2冊スタイルで管理して3〜4年ほどになります。
ですが子どもが大きくなるにつれて支出がどんどん増えてきて……



最近はどこをどう節約すればいいのか、見当がつかなくなってしまったんです。
そんな時、たまたま目にしたのがうだひろえさんの『奇跡の「づんの家計簿術」』という本でした。
正直なところ、づんさんのことはお名前だけ知っていて、「レシートの品目をすべて書き出すなんて、私には無理」とずっと思っていたんです。



家計簿はなるべく時間をかけずに書きたいよ!
でも読んでみると、うださんの家族構成やお金の悩みがまるで我が家とそっくり!
しかもうださんも始める前は、私と同じようにレシートの品目を全部書くのは大変と思ってらっしゃった。
それなのに始めてみたら書くのが楽しく、しかもしっかり節約できるようになってらしたんです。
気がつけば夢中で読んでいて、「これなら私も同じように楽しんでできるのかもしれない!」と思うようになりました。



漫画の中で出てくる、うださんの描かれるづんさんもとても優しそう。
『自由に書いていいんですよ』と何度も笑顔でおっしゃっていたのも「私にもできそう!」と思えた理由の1つです。
家にあったA5ノートに線を引いて、真似してみたら——
意外なことに、品目をひとつひとつ書くのが楽しい!
同じものでも店舗によって値段が違いますし、考えて買ってたつもりなのに、意外といらないものも買っている。
品目を全て書き出すことでどの店で何を買うと良いかもわかりやすくなりました。



「これなら続けられそう!」と思ったんです。
だけどノートに毎回定規で線を引くのはやっぱりちょっと手間。
そこで購入したのが、この『上書き合計の家計簿手帳2026』です。


- 日付入り・マンスリーカレンダー付き
- 方眼罫線があらかじめ引かれている
- 集計ページあり
- パタッと開く糸かがり製本
見た瞬間に、「これなら家計簿が日課になるかも」と思えました。
ちなみに、購入時に比較検討したのは「づんの家計簿ノート」
こちらは日付け書き込み式なので今日からでも使い始められます。



日付が入っていた方が私は書きやすいので「家計簿手帳」を選びました。
「上書き合計」とは支出の累計を毎日更新していく記入方法
づんさんの家計簿は、「上書き合計」というユニークな記録スタイルをベースに作られています。


この「上書き合計」とは、づんさんが考案された、支出の累計を毎日更新していく方法のこと。
正直、最初に聞いたときは「それって普通の家計簿とどう違うの?」と、少しピンとこなかったのですが、実際に試してみるとすごくわかりやすくて驚きました。
やり方はとってもシンプル。
- 購入したレシートを見て、店舗名・品名・金額などを書き出します。
- 支払った合計額を出して、○で囲んでおく。
- 1日に複数店舗で購入した場合は①〜②を繰り返す。
- 最後にその日の○で囲った金額を前日までの累計と足し合わせ、赤で記入。
たったこれだけなんです。
毎日続けていくと、「今月はここまでで〇円使ってる」というのが一目でわかるようになるのがすごく便利!



私は今まで、費目ごとの家計簿&支払い方法で分けた家計簿を使っていたので全体の支出が見えづらかったんです。
この「上書き合計」スタイルは、1本の線で、毎日の積み重ねが見える感覚。
「集計ノート」で項目別にも計算
先日購入した、づんさんの書籍『楽しく、貯まる「づんの家計簿」書きたくなるお金ノート』には、家計簿ノートとは別に「集計用のノート」を使っている様子が紹介されていました。
づんさんはA5スリムサイズのガントチャート手帳を活用し、次のように項目別の支出を記録しているそうです:
縦軸:項目名(野菜、果物、きのこ、肉魚、卵、など)
出典:づん著『楽しく、貯まる「づんの家計簿」書きたくなるお金ノート』/ぴあ出版・p70〜73より
横軸:日付
マス内に:金額
1日の合計は縦軸の下端に記入
1ヶ月分の合計は横軸の右端に記入
※詳しくは書籍をご覧ください。
そして月末には、このガントチャート手帳にまとめた各項目の合計を、「上書き合計」の家計簿手帳にも転記して使っているとのことでした。



「上書き合計」だけでは項目別に分かれていないことに不安を感じる方は、この「集計ノート方式」を取り入れると安心かもしれません。
実際、私もガントチャート手帳の予備があったので真似してみたのですが…
正直、これは1日で挫折しました!



細かな計算が多すぎます!!!
項目別に金額を割り振って、細かく足していく作業は思った以上に大変。
毎日継続するには私には向いていなかったです。
ということで、私は今まで通りの「家計簿3冊使い」スタイルを続けることにしました。
- 1冊は「食費」「日用品」など項目別の家計簿 (ちいかわ家計簿を使っています)
- 1冊は支払い方法別に見やすく書いた家計簿 (ほぼ日手帳を使っています)
- 1冊は今回購入した「上書き合計の家計簿」



上書き合計を続けていくうちにほぼ日での家計簿は不要になるかもですが…とりあえずは3冊スタイルで続けます!
やり方は人それぞれですのでご自身に合う方法を見つけてくださいね。
「づんの家計簿」のメリット5つ
実際にやってみて感じた「上書き合計」の魅力は、想像以上にたくさんありました。
ここでは、特にわたしが「これはいい!」と思ったポイントを5つにまとめてご紹介します。
① 今月の支出が一目でわかる
毎日、合計額を上書きしていくことで、「今日までにどれくらい使っているか」がパッと見てすぐにわかります!
月末に1ヶ月ぶんの家計簿を見返しながら電卓を叩く…なんてこともなくなって、月末の家計簿まとめが楽になります。
② お金の使い方に意識が向く
上書き合計をつけると1円1円が「今月の支出総額」として積み上がっていきます。
「これ本当に必要?」と自然と考える癖がつくようになりました。



買い物をする前に立ち止まれるようになって、ムダ遣いが明らかに減りました。
③ シンプルで続けやすい
ただレシート内容を書き写すだけなのでとにかくシンプル。
書いている間に頭を使うことは一切ないのでゆったりと、自分のペースで書き進められます。
④ 書き忘れや抜けに気づける
手帳には「お財布の残金」も書いていくので、前日と金額が合わないとすぐに書き忘れに気づけます。
ちなみに私は現金で支払いをすることが現在はほとんどないので、財布の残金は1ヵ月間ほぼ変わらないことが多いです。なので実は財布の残金は一切書いていないのですが、現金払いをされている方には良い方法だと思います。



レシートがない出費も見落としにくくなりますね。
⑤ 理想の暮らしのパートナー
「上書き合計」の家計簿は、ただの記録ではなく、お金との付き合い方を見直すきっかけになりそう。
「本当に大切なものにお金を使いたい」「少しでも貯金して夢に近づきたい」…
そんな気持ちに寄り添ってくれる良きパートナー的な存在だと感じました。
「上書き合計の家計簿手帳2026」の中身を紹介
ここからは、今回購入した「上書き合計の家計簿手帳2026」の中身をご紹介していきます。
づんさんの考案した「上書き合計」を気持ちよく・続けやすく記録できるように設計された手帳で、細やかな工夫がいっぱい詰まっています。
1. A5判&フラットに開く製本


サイズはA5。どのページもパタッと180度フラットに開く糸かがり製本で、書き込みやすさ抜群です!
紙面は全ページ5ミリ方眼でスッキリ。線は濃くないので手書きの文字が映えて、書くのが楽しくなります。


2. 13ヶ月分使えるマンスリーページ
2025年12月〜2026年12月まで、13ヶ月分のマンスリーページ付き。


月曜はじまりで、各週ごとにメモスペースが用意されています。
こちらもデイリーページ同様、文字を邪魔しないように罫線や文字の色が控えめなデザインなのが嬉しいポイント。


3. 家計簿ページは月8ページ!


なんと、1ヶ月につき家計簿ページが8ページもあるんです。
日々の支出をたっぷり記録できるうえに、メモやちょっとした日記のようなことも自由に書ける余白があるのがありがたい。



レシートの内容以外にも、お店の雰囲気とか、買ったものの感想とか、獲得したポイント数とか、色々書き込んでも十分なスペースがあります。
4. しおり2本付き
グレーのしおりが2本付いています。
マンスリーページもしくは集計ページと家計簿ページに使えますね。


お好きなページに挟んでお使いください。
5. 集計ページでお金の流れを見える化
月末には「収入・固定費・貯金・特別費・ネット注文・クレジット支払い」などをまとめる集計ページがあります。





「ネットショップ欄」にはその月の楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・au payマーケット…etcの合計を書くとよさそう!
右ページは1ページ全てメモスペースなので、私はここに1ヶ月の各ポイントの獲得数を記入するつもりです。
(楽天、Ponta、waon、Vポイント、Paypayポイント、ANAマイル、JALマイル、Kyash、IDEAR、Amazonなど)



ポイントサイトや歩数計・移動系ポイ活アプリのポイントなど、他のポイントに変換するポイントは記入していませんが、これらも書き出すとどこが溜まりやすいのか可視化されて良いかもしれないですね!
6. 特別費の予定と結果ページも便利!


季節ごとの出費(例えば年末年始や進学・入学、誕生日など)を記録できる「特別費の予定と結果ページ」も用意されています。



予算と実際に使った金額が見比べられるフォーマットになっていて、来年の参考にもなりそうです。
7. うれしい巻末マニュアル付き
巻末には「上書き合計の書き方」やミニマニュアルが付いています。
づんさんの書籍と内容は同じですが、まだ書籍を読まれたことがない方も安心して始められますよ。



より詳しいマニュアルが欲しい方、今井出版オンラインで手帳のガイドブックが販売されています!
8. 書き込みやすい用紙
用紙は厚めでしっかりしており、書き込みやすい紙質です。
手持ちのペンとスタンプのみで申し訳ないですが、試し書きをしてみました。
試し書き・表


試し書きの裏


- ユニボールワン
- 無印万年筆とゲルインキ
- フリクションwaai
- サラサクリップのビンテージとミルクカラー
- 呉竹クリーンカラードット
- 無印ラインマーカー
- ZEBRAマイルドライナー
- セリアカラードットマーカー
- ミドリ浸透印と回転印ダイヤル
- フリクションスタンプ
しっかりした用紙なので、ミドリの浸透印以外は使えそうです。(ミドリ回転印も使えます)
浸透印は裏側に抜け、その下のページにもインクが染みてしまいました。
また、呉竹のクリーンカラードットは色によって少し裏ににじみますが、セリアのカラードットマーカーは問題なく使えました。



色分けしたりスタンプを押したりして書き込みやすそうですね!
関連グッズ紹介と、わたしの選び方
今井出版オンラインでは、手帳の記録をより快適にしてくれる関連アイテムも販売されています。
(5500円未満の場合送料500円がかかります。Amazon、楽天等では記事執筆現在は販売されていません)
- ペンホルダー付きオリジナルクリアカバー 1100円
- 定規付き下敷き(2種類)220円
- 背表紙ラベルシール(2026年版)330円
- 月別インデックスシール(全4種類)550円
- 上書き合計の使い方マニュアル[ver.2.0]550円 / 全て税込・記事執筆現在の価格です
予約購入時(今年は9月18日まで)は、これらのグッズがセット割引で購入できたので、私も実はとっても迷っていました…!



グッズ類をお得に購入されたい方は来年の予約販売時に忘れずに購入しましょう!
私が購入したのは手帳本体のみ
悩みに悩んだ末、今年は手帳本体だけを購入することに。


というのも、下敷きやインデックスシールはすでに手元に別メーカーのものがあったので、今回はそちらを活用することにしました。
カバーは必要だったかも…?
ただ、手帳本体にはカバーがついていないので、後から「ペンホルダー付きクリアカバー」はあったほうが良かったかなと少し後悔しています。
カバーがあると表紙の汚れが気にならないのはもちろん、表紙を開いたカバー内側に一時的に取っておきたいレシートや領収書等を入れておくことができますもんね。
私の場合、例えばコンビニのPOSA購入応募キャンペーンなど、着弾まで取っておきたいレシートはここに入れています。



2026年も「ちいかわ家計簿」を併用するので、これらはそちらのカバー内に収めようと思います!
マニュアルブックも気になっています
そしてもうひとつ、実は「上書き合計の使い方マニュアル ver.2.0」も気になっています。
づんさんのインタビューや、電子マネー・クレジット・コード決済などの書き方例なども掲載されているので迷った時に助けになってくれるかも。



づんさんのそのほか書籍と内容は同じかもしれませんが…それでもちょっと気になります。
ちなみに…わたしは「ほぼ日手帳」に支払い方法別に家計簿をつけています。
カードの明細と見比べるときに、購入した品目別ではなく「合計金額」と「カード名」がパッとわかった方が見比べやすいからです。


そのほかあると良いもの
カラーペンやマーカーペンの類が何本かあると重宝します。
私の場合は以下のように色分けをしています。
- 特別費:マイルドライナー マイルドブルー
- チャージの覚書:無印ラインマーカー からし
- 上書き合計:赤ペン
- 獲得ポイント:ユニボールワン ピンク…私は指定商品購入のレシート送信でポイントがもらえるポイ活アプリを利用しているので(クラシルリワードと楽天パシャ)これらのポイント獲得のための買い物にチェックを入れ獲得ポイントを記入しています。上書き合計から差し引きはしませんが月末の集計時にポイント収入を集計しています。(クラシルはドットマネー経由でポイント交換するので集計せず)
- 税込価格:ユニボールワン グリーン
- No money day:フリクションwaai ドライピーチ(薄くて読みにくいですが…)
- 支払いに使用したクレジットカード:カードごとにサラサクリップのビンテージカラーで色分け。(私は所持クレカ枚数分の色違いペンを使っています)
- 支払いに使用したコード決済や電子マネー、プリペイドカード、ポイントなど:ユニボールワン オレンジ…私はポイント払いの場合もそのほか支払い同様に上書き合計に含めています。
マーカーペンは、落ち着いた色味のZEBRAマイルドライナーシリーズがお気に入り。





無印の「ラインマーカーからしいろ」はマイルドライナーの「マイルドゴールド」に似た色味です。
私はもう1冊の家計簿(ほぼ日手帳)にはサラサクリップビンテージを使用していますが、この上書き合計家計簿では数字が多く並ぶので、くっきりと色が分かれた方が見やすかったです。
そのため、ユニボールワンでカラーペンを揃えました。
ほぼ日手帳も家計簿に使っています
わたしは「ほぼ日手帳」に支払い方法別に家計簿をつけています。
カードの明細と見比べるときに、購入した品目別ではなく「合計金額」と「カード名」がパッとわかった方が見比べやすいからです。


まとめとこれからの使い方
「上書き合計の家計簿手帳2026」は、シンプルな記入方法ながら、日々の支出が積み重なる感覚で無理なく家計管理ができる手帳。


毎日少しずつ記入するだけで支出が把握できるようになりました。
来年の目標は、必要な支出と欲しいもののバランスをしっかり把握すること。そして、実際に使うお金を「使い切る」ではなく、「使い方を意識して選ぶ」ようにしたいです。



キャンペーン参加のためについ無駄買いしちゃう、なんてことが今までよくありました。
来年はこの手帳を使いながら、より良い家計管理の習慣を身につけ次年度に向けた目標を達成していきたいです!
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