こどもがこっそり行なったアプリ内課金(しかも3万円)発覚からiPhoneSEを新規購入!
前回は「なぜ6歳児にiPhoneを購入したのか」と
Yモバイルで一括購入9800円のiPhoneSEについて
それから「Yモバイルでの手続き」についてまとめています↓
今回はその後編。
こどものApple ID作成とファミリー共有の設定、こどものiPhoneでサファリの閲覧やアプリの購入などの制限のかけ方についてです。
【2018.10.13追記】
iOS12バージョンを書き加えました。
ファミリー共有とは
ファミリー共有とは家族の1人が管理者になり6人までが入れる家族間グループです。
・メンバーの誰かが購入した有料コンテンツ
・iCloudのストレージ
などが家族間でシェアでき、それぞれの購入は全て管理者のクレジットカードからの決済になります。
ファミリー共有の設定方法
ファミリー共有の設定手順は公式ページにも詳しく記載されてます↓
設定→ユーザーネームタップ→ファミリー共有を設定するから↓
「支払いと配送先」のところにクレジットカードが登録されてない場合は、まずクレジットカードの登録をします。
13歳まではファミリー共有に
Apple IDは13歳未満のこどもは作成できないため、このファミリー共有を使わないとこども本人のアカウントを作る事はできません。
13歳未満のこどもは13歳になるまではファミリー共有を解除する事もできません。
さて、先ほどの「ファミリー共有を設定する」をタップすると、初めてファミリー共有を設定する場合は「ファミリー共有へようこそ」の画面になります。
2回目以降は「メンバーを追加」の画面になります。
ここでこどものApple IDを作成します。
こどものApple IDを作成
「ファミリーメンバーを追加」から入り
- こどもの生年月日を入力
- 保護者のプライバシー同意書を読み、「同意する」
- こどもの名前を入力
- こどものユーザー名(Apple ID)を設定
- パスワードを設定
- セキュリティ質問を3つ選び、その回答を記入(これは忘れないように平仮名カタカナ漢字も間違えないようメモしておいてください)
これでお子さんのApple IDが作成できました!
こどもiPhoneの設定から、今決めたこどものApple IDとパスワードを入れ入ります。
パスコードの要求を即時に
まずは結構重要なパスコードの要求のところを。
設定→Tocch IDとパスコード→iPhoneのパスコードを入力して入り、
「パスコードを要求」を「即時」にします。
デフォルトでは「15分ごと」になっているので、このままでは親がパスコードを入力したその後15分間にお子さんが何かを購入する危険があります。
即時にしておけば毎度パスコードが必要に。
機能制限をかける
(iOS12以降の場合は「コンテンツとプライバシーの制限」)
続いて閲覧サイトやアプリの削除、購入、位置情報オンオフなどの制限をかけます。
設定→一般→真ん中あたりにある「機能制限」をタップ。
最初に機能制限のパスコードを設定します。
このパスコードはこの先頻繁に使うものになります。
お子さんに知られてしまうと閲覧サイトや課金に制限がかけられなくなるので注意してください。
また、もし忘れてしまうとiPhoneを初期化しないといけなくなるので忘れないようにしましょう。
iOS12以降
iOS12以降「機能制限」が「コンテンツとプライバシーの制限」になりました。
「設定」の「スクリームタイム」をタップ。
「コンテンツとプライバシーの制限」をタップ
あとは同様です。
必要なアプリをインストールしておきます
機能制限をかけまくる前に…
入れておきたいこどもが使うアプリ(ゲーム、LINE、YouTube kidsなど)がある場合はこの先のwebサイト等の制限をかける前に全て入れてください。
(制限をかけてからだと色々と面倒になります)
ファミリー共有で共有できるもの
有料アプリや本、音楽などは「ファミリー共有」対象のものであれば家族間で共有できます。
*iOS11以降が対象
公式ページによると、共有できるものは
iTunes Store で購入した音楽、映画、テレビ番組。
iBooks Store で購入したブック。
App Store で購入した大半の App。
共有できないものは
iTunes Match に追加した曲のうち、iTunes Store で購入したものではないもの。
Apple Music の個人メンバーシップや学生メンバーシップ、雑誌、新聞などのその他の定期購読サービス。
App 内課金のコンテンツ。
iTunes Store で現在取り扱い停止になっているコンテンツ。
ファミリー共有グループのメンバーが非表示にしているコンテンツ。 購入したコンテンツを非表示にする方法については、こちらの記事を参照してください。
App Store から購入した一部の App。App が共有可能かどうかお調べください。
となっています。
アプリ内課金は対象外!
ゲームの新ステージ購入やアイテム、有料のキャラクターなど「アプリ内課金」は対象外です。
たとえば「マリオラン」はファミリー共有対象ですが、ステージ1200円の購入は対象外なんです!
(残念!!)
ファミリー共有可能かどうかの確認
Appストアのアプリ画面下の方の「サポート」のところに「ファミリー共有」が記載されていればそのアプリは共有可能です。
ファミリー共有を使ってアプリをインストールする方法
こどもiPhoneからAppストアに入り、右上のユーザーアイコンをタップ
(アイコンが出ない場合は「機能制限」の中の「アカウントへの変更」の制限を解除します)
ユーザーネームの下の「購入済み」をタップ
「ファミリー購入」から欲しい有料アプリを購入した家族の名前をタップ
↓
その人が購入したアプリが(無料アプリも含めて)全て出てくるので、その中から入れたいアプリを選んで右端の雲マークをタップし、アプリをインストールします。
(注意)
*パスコード入力を「即時」にしていてもここからのアプリインストールはパスコード入力なしでできます。
*ここからのアプリインストールは無料ではありますが、お子さんが勝手にインストールしないようにするなら「機能制限」で「アカウントへの変更を不可」にしておく必要があります。
(変更を不可にするとAppストアの右上のアイコンも表示されなくなります)
任天堂アカウントの連携
マリオランやどうぶつの森は任天堂アカウントと連携させておくと機種変更時にもデータを引き継ぐ事ができます。
我が家の場合は今までわたしのiPadでこどもの任天堂アカウントで連携させて遊んでいたのでそれを引き継ぎました。
任天堂アカウントと連携できない時
任天堂アカウントとの連携はアプリ内で行います。
インストールしてから初めてアプリを開くと出てくる連携の画面から入力します。
(注意)
機能制限で「webサイト」が「すべてOK」になっていないと連携作業はできません。
「通信状態の良いところでやり直してください」というエラーが出たり、下記のようなブラウザのアップグレードのエラーが出ます。
その場合はwebサイトの制限を解除してから連携作業をしてください。
アプリを入れたら一通り一度開きます
画像加工や動画編集アプリなど、マイクやカメラロールへのアクセスの許可や位置情報のオンオフの確認が出るものがあるのでこどもが触る前に全て設定しておきます。
(あとで勝手に変更できないよう制限がかけられます)
(注意)
*こども向けゲームアプリの中にはwebサイトの閲覧に制限がかかっていると使えないものもあります。
我が家で使うアプリの場合、クレヨンしんちゃんの「お手伝い大作戦」がそうでした。
これは遊ぶ時はwebサイトの制限を解くか、webサイトは常に許可にするか、このアプリで遊ぶのを諦めるかしかありません。
閲覧できるwebサイトを制限する
必要なアプリを全てインストールし、任天堂アカウントとの連携やデータ引き継ぎなど各アプリの設定をそれぞれ行ったところで機能制限に戻ります。
サファリ、カメラ、FaceTimeなど必要に応じてオンオフしていきます。(緑が使える状態です)
サファリをオフにするとアイコンもなくなります。
webサイトは「コンテンツの許可」の中の「webサイト」のところで
「すべてOK」か「アダルトサイトのみ不可」か「指定したwebサイトのみ」か
いずれかを設定する事もできます。
なので先ほどの「サファリ」はオンにしておいてwebサイトのところで「指定したwebサイトのみ」にし、閲覧できるページを限定するのも手。
「指定したwebサイトのみ」にするとデフォルトではこれだけ許可されています。
この中から削除する事もできますし、一番下の「webサイトを追加」から閲覧できるサイトを追加する事もできます。
アプリのインストールやアプリ内課金を制限する
インストールをオフにすると無料のものまで入れられなくなるのでここはお好みに合わせて。
またAppについての3項目全てをオフにするとAppストアのアイコン自体がなくなります。
少々面倒ですが、普段はオフにしておいて入れたいものがある時だけオンにしてもいいですし、インストールのみオンにしておいても。
インストールのみオンにした場合、アプリのアップデートはパスコードなしでお子さんでもできます。
(アップデートを手動にしている場合)
その他、iTunes StoreやiBooks Store、ミュージックなども必要に応じてオフにしておきましょう。
アプリのアップデートを手動にする方法
アプリのアップデートは発表されてすぐにするのではなく、不具合が起きてないか少し様子を見てから行いたいもの。
自動アップデートにしていると即アップデートされてしまうのでここは手動にしておきます。
「設定」→「iTunes StoreとApp Store」 から入ります。
「自動ダウンロード」のところの「アップデート」をオフにしておけばアップデートがあっても全て手動に。
勝手にダウンロードされません。
アカウントへの変更をできなくする
続いてAppleIDへの変更の制限です。
ここをオフにしておかないと先ほどの「ファミリー共有でのアプリのインストール」が無制限でできてしまいます。
また、勝手にユーザー名を変えられたり何かと変更されると困るところなのでここはロックしておいた方が無難。
「アカウント」をタップし、「変更を許可しない」にします。
位置情報のオンオフをできなくする
先ほど入れたアプリを一通り開いて位置情報のオンオフも設定済みかと思いますのでここでこの先変更できなくするために制限をかけます。
(変更したくなった場合はこちらから変更可能です)
「自分の位置情報共有」も変更できなくしておけば、いざ位置情報を使って探したい時に「位置情報が切られていて探せなかった」などという事が防げます。
位置情報を共有する
これは親のiPhoneで設定します。
共有するとお互いがどこにいるか把握する事ができますし、「iPhoneを探す」でお互いのデバイスを探す事ができます。
「設定」→「ユーザーネーム」をタップ→「ファミリー共有」→「位置情報の共有」をオンにすればOK。
その他変更不可にしておきたいもの
「連絡先」や「カレンダー」「リマインダー」などもこどもが小さいうちは変更不可にしておくと、勝手に削除されたり登録名やアドレスを書き換えられる事や、なにかのアプリと連絡先やカレンダーを連携される心配もなくなります。
アプリや映画等の年齢制限の設定やsiriの利用など
全て必要に応じて制限をかけてください。
「全て許可」か「全て許可しない」か年齢制限によって許可のいずれかを設定します。
動画キャプチャを撮れるようにするには
これはお好みで付けて頂けばいいのですが、iOS11以降ではスクリーンショットを動画で撮る事ができます。
わたし個人ではこの「画面収録」をかなりよく使用していますのでこどものiPhoneでも使えるように設定しておきたいところ。
これは「設定」の「コントロールセンター」から
「コントロールをカスタマイズ」のところから入ります。
緑のプラスの欄下の方にある「画面収録」を上の赤のマイナスの欄まで持ってくれば設定完了。
これでホーム画面で上にスワイプすると出るコントロールセンターに画面収録ボタンが表示されます。
画面収録ボタンがグレーで使えない場合
「設定」→「機能制限」
下の方の「ゲームセンター」の「画面収録」がオフになっていると画面収録機能は使えません。
ここをオンにしておいてください。
通話の制限はできません
キッズケータイによくある機能に電話使用の制限があります。
通話はアドレス帳の中の人だけ、とか
母親とおばあちゃんなど3人くらいを指定してその他の人とは通話できない
などなど。
iPhoneにはそういった通話の制限機能はありません。
なので通話を制限したい場合はiPadにしてFaceTimeをオフにしておけば通話機能はなくなります。
また、Yモバイルの料金プランだと全てに「10分通話無料」が付いていますので勝手にかけられたとしても10分なら無料。
10分で電話が切れるアプリなどを使うのも良いかもしれません。
以上で手続きは終わりです!
制限をかけるところが多く、設定は大変ではありますが初めにきちんと管理しておけばある程度は安心。
うちの子は新しいiPhoneで早速大好きなすみっこぐらしの人形を使ってミニ動画撮影→ナレーションを入れ曲をつけ2〜3本の動画を繋いで動画編集作業を楽しんでおり、こういった能力をどんどん伸ばしていけたらなと思います。
レターポットでお手紙頂けると嬉しいです!
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