イボ取りの民間薬として知られる「ハトムギ」の粉末を使った手作り石鹸です。
2018-07-31/リライト2020-12-31
漢方の資格取得講座に付属していた「手作り漢方石鹸」がわたしに合っていたようでかなり良く、日々使っているお気に入り石鹸になりました。
今回はその作り方を覚書として掲載致します。
作り方動画
YouTubeはこちら↓
こちらもどうぞ
漢方や漢方コスメについて学びたい人は「中国漢方ライフアドバイザー」資格取得講座をどうぞ (ちょっとだけややこしい内容です)
はとむぎ(薏苡仁)とは
美肌に、イボ取りに、漢方薬としても使われる薏苡仁(ヨクイニン)は、はとむぎの渋皮を取り除いたもの。
- 身体の中の余分な熱を取る
- 水分代謝をアップさせる
夏に嬉しい食材と言われています。
詳しくはこちらをどうぞ
手軽にはとむぎを摂取するならお湯を注いで「はと麦茶」や
白米に混ぜて炊く「はと麦ご飯」
はとむぎパンケーキなどがおすすめです
今回ははと麦粉末を使った石鹸作りです。
はとむぎ石鹸の作り方
今回ご紹介するのはmpソープを使った簡単な手作り石鹸です。
mpソープとは本格的な手作り石鹸(CPソープ)とは違い、溶かして(melt)&注いで(pour)作る石鹸のこと。
右がmpソープ、左がはとむぎの粉末です
手軽な1回使い切り100gのmpソープ↓
作業自体は20分もかからず終わり、あとは冷やし固めるだけ。
手軽に作れる手作り石鹸です。
お好みで
- 精油を加えて香りを付ける
- 色粉で色を付ける
などアレンジするのも楽しいです
材料(400ccソープ1個分)
mpソープ 200g
はとむぎ粉末 15g
*使用する容器に合わせて分量を調節してください
容器について
取り出しやすさを考えるとシリコン製が手軽
石鹸作りはかなり高温になるのでしっかりしたものがいいですよ
食事用とは別に石鹸作り用に1つ用意しましょう(スプーンも同様)
我が家で石鹸用に使用しているのはアサヒ軽金属のシリコンシェフ丸型Sです。
冷凍、オーブン調理,電子レンジOK
Sのサイズは一番上で直径18cm、高さ6.8cm、容量0.4Lです。
ぺたんこにたたむことができるので収納の際にはかさばりません。
作り方
計量
グリセリンソープを計量します。
先ほどの100g入りのものなら計量簡単。
1kg入り大袋↓の場合は取り出して必要分計量します。
寒い時期だとがっつり固まってますが、暖かい時期だと(薄いものなら)手でも割れるくらいの柔らかさです。
硬い場合は石鹸用に用意したスプーンやナイフなどでさっくりカットしましょう
はとむぎ粉末10gはカレースプーン1杯くらい。
後から加えるのでこちらは別容器に計量しておきましょう
はとむぎの量はお好みでいいので増減させてください
*はとむぎが多いと若干乾燥します
mpソープはスプーン等で細かく割ってから耐熱容器に入れると溶けやすいです
溶かします
小鍋やフライパンなどにお湯を沸かし、ソープの入った容器を浮かべて湯煎にかけます。
暑い時期なら火を消して容器を浮かべておいても溶けますが、寒い時期の場合は弱火で加熱しながらでないと表面からどんどん固まっていきます。
塊がすっかりなくなり綺麗に溶けるまで湯煎にかけます。
はとむぎを加えます
湯煎にかけたまま、計量しておいたはとむぎ粉末を加えます。
湯煎にかけたままスプーンでくるくる混ぜ溶かします。
ポイント
冬場だとここで湯煎から外してしまうとmpソープ が固まってきて綺麗に混ざらなくなります。
温めた状態で溶かしこんでいきましょう。
はとむぎがダマになりやすいので容器の側面にダマを押し付けてスプーンで砕くように溶かしていくと溶けます。
完全に溶けたら湯から外します
固めます
冬場だとかなり短時間で固まります。
このまま放置するとはとむぎが沈殿するので、たまに混ぜつつ固めると綺麗に仕上がります
といっても常に混ぜるのは大変なので気づいたら混ぜて、放置して、また混ぜて、、、
を繰り返す感じです
一晩おきます
あらかた固まってきたら混ぜるのをやめます。
完全に固まるまで一晩ほど放置し、しっかりと固めます。
取り出します
ぽっこり取り出します。
このシリコン容器の良いところは、分厚くて容器がしっかりしており、側面が下に下がるので取り出しやすいのです。
完成!
1/2量でも作れます
使い心地
洗いあがりしっとり、すべすべ。
薏苡仁の吹出物やシミ取りなどの美肌効果を期待して使っていますがツヤっとした洗い上がりも気に入ってます。
アトピーの我が子の体洗いに使用。
ほんのりはとむぎの香りがするので気になる方はエッセンシャルオイルなど加えてあげると良いですよ。