皆さん防災対策はお済みですか?
東日本大震災で震度6弱の揺れを経験した私はその後生まれ故郷である名古屋に引っ越し。気持ち的に安心してしまって地震対策を怠っていました。
余震が続く北関東から逃れられたことですっかり安心してしまったんです。
現在 我が家で行っている対策は、開き扉にベビーカードの貼り付け、全ての家具下に「たおれんぞう」の設置。
たおれんぞうとはこういった家具転倒防止用の安定板です。 家具の手前を少し持ち上げることによって倒れにくくするグッズです。
たおれんぞうは消防署の方に勧められて設置しました。
あとは割れたガラスを片付けやすいようほうきとちりとり、防刃手袋だけは準備している。
こんな程度の防災対策でした。
停電時の掃除には箒とちりとりがあるととても便利。また割れたガラスにまみれたものを取り出す時に、防刃手袋が活躍してくれました。
防刃手袋もダイソー、セリアなど100均もしくはホームセンターなどで購入できます。
でもこれだけの対策では心許ないですよね。。。
今の住まいは、賃貸マンション。
1階が駐車場なので、大地震が起こると駐車場部分は潰れるかもしれない。そう思ったら途端に不安になってきました。
南海トラフ地震が本当に起きるかどうかは置いといて、日本全国いつどこで大地震が起こってもおかしくないですもんね。
ということで、最近ようやく防災対策を始めたんです。
防災対策は家具の固定、防災リュック、食料備蓄と簡易トイレ、その他備蓄、、(そして可能であればお引越し)などやることいっぱい!!!
一度に全部はできないので少しずつ行っています。
この記事では自分の備忘録もかね、我が家の食器棚の地震対策と私が購入したダイソーのすべり止めシートについてお話しします。
食器棚の固定
さて、1番大切なのは、家具が倒れないようにすること。
まずは棚の固定です。
食器棚の固定にはL字金具が1番安全と言われています。壁と家具をネジで固定してしまえばなかなか倒れない、というわけです。
なので我が家も金具で固定。
L字金具は100均やホームセンター、Amazon楽天などで売られています。
大きな食器棚については小さいL字金具では不安だったので、アイリスオーヤマの大きいL字金具も購入。
でも結局こちらは使用しませんでした。
代わりに使用したのは家具固定ベルトです。
天井近くまで高さのある家具のため、大きいL字金具が入らなかったんです。。
使用したのはこちらの家具固定ベルトです。
我が家はこのように全てねじ止めしましたが、壁に穴を開けられない場合は粘着タイプの固定グッズがあります。
こういったT型もしくはL型固定具です。
私はこれでは強度が不安だったのでねじ止めに切り替えました。
貼り付けタイプの固定具のレビューをいくつか見てみましたが2〜3日で剥がれたとの書き込みも多かったんです(これは一部の方の意見で、剥がれない場合も多くあるかとは思います)
それに我が家の凸凹した壁紙にはうまくつかない可能性がありそう。
さらに粘着シールを剥がすときに壁紙も剥がしてしまう恐れもありますよね。
壁紙を破るか壁に穴を開けるか。。。
穴を開けた方が家具の固定は確実ですし、私は壁に穴を開ける方を選びました。
このほか突っ張り棒もよく使われる固定グッズですね。
L字金具以外の固定方法の場合は2つ組み合わせると良いそうです。
L字金具で壁にネジ止めされていれば家具の固定はほぼ大丈夫なようですが、それ以外の方法で固定した場合は「粘着シールタイプの固定具とたおれんぞう」のように2種類以上を組み合わせると良いようですよ。
棚の中の整理
家具が倒れにくくするためのもう一つのポイントは、重いものを下に収納すること。
ガラスや陶器などの重い食器は下の方に、上の方の棚には落ちてきても危なくないもの、割れないものを収納します。
私は上の棚にはプラスチック製の保存容器やお弁当箱、ジップロック袋やビニール袋などの買い置きを入れています。
実はこの機会にいるものいらないものをかなり整理したんですよね。
以前よく使ったけど今は使ってないものなど思い切って片付けました。
多くの食器や製菓用品、お弁当用グッズなどを処分したり人にあげたり。
無駄を省いてスッキリ。
扉と引き出しのロック
食器棚の開戸とキッチンの吊り戸棚、シンク下の収納、オーブンラックなどにはベビーガードを取り付けています。
開け閉めのたびにロック解除が面倒な方は揺れを検知してロックがかかるタイプを使用すると良いですよ。
我が家ではこちらではなく一般的なベビーガードを使用しています。
以下は我が家で使用しているベビーロックです。
こちらはダイソー製品。2個で100円(+税)
100均のベビーガードは耐久性に弱く、シールが剥がれやすいのが難点。
気づいたら剥がれ落ちてた、、、なんてことも。
次はスライドして開けるベビーロック。
楽天で購入したこちらのロックは開けにくくて開閉のたびにストレス。。あまり良くなかったです。
最後はロックつきのベビーガードです。
Amazonで購入したこちらの製品は開けやすく、とても良かったです。
長さ調節ができるので引き出しや上に開く戸にも使用しています。
ダイソーのすべり止めシート
食器棚を固定して、扉が開かないようにロックしたら次は棚の中です。
私は100均のすべり止めシートを使うことにしました。
我が家で買ってきたのは、ダイソーのすべり止めシート。セリアにも同じタイプのシートがありました。
使ってみて気づいたことがあるので、購入したすべり止めシートの違いについてお話ししますね。
ダイソーのすべり止めシートにはクリアタイプ、厚手タイプ、大判タイプ、の3種類があります。
大判タイプは45×150cm。こちらは押入れの吊り棚に敷きました。
押入れ1箇所(襖4枚分)にこちらを2枚使いました。
大きいので押し入れのような広い場所にはぴったり。
ただ、薄いので少々心もとない。
物を乗せた時のピタッと感が小さく、小物には良いのですが食器のような重いものには少し不安があります。
ということで私のオススメは厚手タイプ。
厚いので食器も小物もピタッとくっ付き安心感があります。
そして最後はクリアタイプの滑り止めシート。
こちらは私はイマイチでした。
乗せたものがツルツル滑ってしまうんです!!
このクリアタイプ、5本買ってしまったんですよね。
なので本棚の本の手前に貼って本の落下防止(になるかどうかわかりませんが)に使うことにしました。
3種類のすべり止めシートの違い
せっかくなので3つのシートを比べてみましょう。
- iPadにすべり止めシートを敷く。
- すべり止めシートの上にキーホルダーをのせる。
- iPadを斜めにする。
これでキーホルダーが滑り落ちるかどうか実験してみました。
使用したキーホルダーは4cm×3.5cm、9.0gの小型のもの(ちなみにちいかわのクッキー風キーホルダーです)
厚手タイプ(写真右)、大判タイプ(写真左)ともにピタッとくっついています。
この後何度か角度を変えてみましたが、この2つのシートに違いはありませんでした。
ぴったりとくっつきはしますがどちらもiPadの角度が90度に近くなると落ちていきます。
さて、ではクリアタイプはどうだったのかというと、、、、
クリアタイプのすべり止めシートの場合、乗せたキーホルダーは一瞬で落下しました。
少しも粘ってくれません。
このシート何に使えばいいの??
クリアシートが何をピタッと止めてくれるのか私にはまだわかりませんが、とりあえず食器の固定にはこのクリアタイプのすべり止めシートは使えないと思います。
もしかすると乗せるものの材質によってはくっつくのかもしれませんね。
水濡れに強そうなので 洗面所の棚にもこのクリアタイプシートの残りを敷きました。
すべり止めシートの貼り方
ということで、我が家の食器棚やキッチンの戸棚には厚手タイプ、そして押入れには大判タイプのすべり止めシートを敷きました。
厚手タイプと大判タイプにくっつき方の違いはなさそうなので、お好みでどちらを使っても良いと思います。
すべり止めシートの貼り方ですが、両面テープを使用しています。
まず棚のサイズに合わせ、ハサミでカット。裏面に両面テープを数カ所貼り、棚にしっかりと貼り付けています。
厚手タイプは普通の両面テープでは貼りづらかったのでダイソーのカエルグリップで貼りました。
これは「薄手の耐震ジェル」といった感じのテープです。
このカエルグリップで貼った方が厚手の滑り止めシートがぴったりとくっつくように感じましたが、普通の両面テープを使っても良いと思います。
剥がれなければなんでも良さそう。
キッチン家電の固定
これで食器棚及びキッチン棚の固定はほぼ終了。
キッチンの細かな部分は「耐震ジェル」(耐震マット)を使用しました。
耐震マットもダイソーで売られています。
キッチンのコーヒーメーカーや箸立てなど、あまり動かさないものの底にこの耐震マットを貼って貼り付けています。
オーブンなど重い家電には100均ではない耐震ジェルを使用しました。
耐荷重を確認して購入してください。
こちらは100kgまで、震度7まで対応の耐震マット。
こちらは以前 iMac (27インチ)に貼っていましたが、しっかりと固定されていました。その後Macを買い替えiMacは売却しましたが、なかなか剥がれなくて剥がす時に苦労したほど。
かなりしっかりとくっついていました!
耐震ジェルの剥がし方ですが、水で濡らした硬いカード(使用していない会員カードや下敷き等)を接着面と耐震ジェルの間にゆっくりと通します。
比較的楽に剥がすことができましたよ。
ただ、どんなものにもしっかりくっつくわけでは無いのでそれだけは注意。
IMacのような平なものはピッタリ固定してくれますが、炊飯器のような足のついたものにはあまり効果がありませんでした。
小さな足が耐震ジェルを突き刺し、ジェルを破壊してしまったんです。
我が家の場合は、テーブルに乗せて使用するスタンディングデスクにこの耐震マットを貼っていたのですが、何年か経つうちにポロポロと崩れて最終的には無くなってしまいました。
ということで今私が気になっているのがこちら。
3D耐震補助グッズ「ビタッピー」。
固定したいものを底で止めるのではなく、側面から支えます。
これなら崩れなさそうです。
また購入してみてレビューしますね。
使用してないので、使い心地はよくわかりませんが、次回の楽天お買い物マラソンで買ってみようと思います。
まとめ
今回はキッチンの食器棚及び棚についての地震対策についてお伝えしました。
- 家具の固定
- 重いものを下のほうに配置
- 扉と引き出しのロック
- 棚の中のすべり止め
- それ以外のものを耐震ジェルで固定
この5つを行っています。
我が家の防災対策はまだまだこれから。やる事はたくさんです。
この記事がどなたかの参考になりましたら幸いです。