松坂屋名古屋店さんで「包丁研ぎ講習」を受けてきました。
今回は講習で教わった「包丁の研ぎ方」をまとめます。
ライブ配信動画はこちら
包丁研ぎ講習の模様はいつものようにFBでライブ配信しました。
お時間ある方はこちらをどうぞ。
お店はこちら
松坂屋名古屋店さんの本館6階にあります。
本館6階に行ってみると「シャコシャコシャコシャコ」と包丁を研ぐ音がしているので場所は割とすぐわかりますよ。
包丁研ぎ講習は要予約で月1回開催されています。
砥石について
店頭で使っている砥石は荒砥石(#220)、中砥石(#1000)、仕上げ砥石(#8000)の3種類。
荒砥石から順に研ぎ、最後に仕上げ砥石で切れ味をよくしていきますが、家庭で研ぐなら中砥石1本あればOK。
ただ、中砥石1本で研いだ場合、荒砥石、中砥石、仕上げ砥石と3種類使うよりも時間はかかります。
ちなみにうちにある砥石を確認したら両面のものでした。(未使用…)
600番と1000番。
砥石はどんなものが良いのか(両面でも良いのか、どのメーカーが良いのか、など)お聞きし忘れてしまったのでまた伺う機会があった時に確認します!
包丁を研ぐタイミング
よく言われることですが、包丁を研ぐタイミングは「トマトの皮が切れなくなったら」が目安です。
研ぎ方
てはいよいよ研ぎ方の説明です!
ここからは先ほどの「ライブ配信動画」の中から抜粋し順に手順をご紹介していきます。
まずは荒砥石から
1番荒い砥石で始めにしっかりと研ぎます。
3種類の砥石の中でここが一番時間がかかります。
砥石は3種類使います。
まずは一番荒い「荒砥石」から。包丁を研ぐ時に一番大事なのが刃の角度
10円玉2枚入るくらいの角度を付け斜めに持って研ぎます
刃を触ってみて「かえり」(少し沿ったような状態)が出てくるまで。#松坂屋名古屋店#キッチンネットプラスアンバサダー pic.twitter.com/11fdZp64Qx— misuzu@1分レシピ動画📪 (@misumisu0722) 2018年3月14日
動画にあるように「10円玉2枚分浮かせて」研いでいきます。
わたしもやらせて頂きました
比べるとかなり力ない感じで遅いですが、これだけでも結構疲れました。
#包丁研ぎ 続き
わたしもやらせて頂きました
(比べると研ぐスピードがかなり遅いですね😂)全体に「かえり」が出たら裏返して反対側をやります。
同じように10円玉2枚分くらい角度をつけて
裏は包丁を真横にして削った方がやりやすい#松坂屋名古屋店#キッチンネットプラスアンバサダー pic.twitter.com/h2lXDk4Tzd— misuzu@1分レシピ動画📪 (@misumisu0722) 2018年3月14日
刃を触ってみて少し沿ってる、触るとザラっとする状態(かえり)になったら裏を研ぎます。
包丁は表は斜めに動かし、裏は横にして動かします。
表を研いで少し沿らせ、裏を研いでそれを直すような感じです。
研ぐ時のポイント
1.10円玉2枚分浮かせて斜めにして研ぐ。
寝かせすぎると時間もかかるし刃が薄くなります。
#包丁研ぎ 続き
最初にも出てきた研ぐ角度についての話
研ぐ時の角度を寝かせれば寝かせるほど薄い刃になるので切れ味も良くなる
でも薄いので刃こぼれしやすくなるし
研ぐ時間もかかるので大変自分で研げるとこの辺りも自分好みに仕上げられる#松坂屋名古屋店#キッチンネットプラスアンバサダー pic.twitter.com/70SssRVXiV
— misuzu@1分レシピ動画📪 (@misumisu0722) 2018年3月15日
慣れるまではこのような研ぎホルダーを使っても。
しっかりととめて研ぐのでブレードに若干キズが残るそうです。
また、慣れてくるとこういったものが無い方が研ぎやすいとのこと。
#包丁研ぎ 続き
研ぐ時に浮かせる角度を一定にしないと刃が沿ってしまう
「10円玉2枚分」が簡単に保てる
「研ぎホルダー」
というものもあります。ただこれを使うとしっかりと締めるのでブレードに若干傷が付いてしまうそうです。#松坂屋名古屋店#キッチンネットプラスアンバサダー pic.twitter.com/8lh7PXiqtC
— misuzu@1分レシピ動画📪 (@misumisu0722) 2018年3月14日
2.砥石全体を使うように大きく動かす
全体使うようにしていてもやはり若干中央の方が削れてきてしまいがちにはなるそうですが、なるべく砥石全体を大きく使って研ぐようにします。
砥石を大きく使うのもポイント
中央ばかり使用しているとその部分のみ削れてきてしまうので端から端まで使うようなイメージで大きく動かす。自分で研ぐと初めのうちは包丁が沿ってしまったりする事もあるのでどうでもいい包丁などで練習して。#キッチンネットプラスアンバサダー pic.twitter.com/UCxppgKK5S
— misuzu@1分レシピ動画📪 (@misumisu0722) 2018年3月14日
3.砥石は10分ほど水に浸けてから使用
砥石は全体を10分ほど水に浸けてから使います。
#包丁研ぎ 続き
砥石は使う10分ほど前に水に浸けておけばOK(一晩かと思ってました)
砥石の表面のドロドロヌメヌメっとしたものが研ぐ時に大事なので
水を流しながら研ぐのではなく研ぎながら乾いてきたらたまに水をかけてあげる程度で。#松坂屋名古屋店#キッチンネットプラスアンバサダー pic.twitter.com/OxLvrOIQvY— misuzu@1分レシピ動画📪 (@misumisu0722) 2018年3月15日
また、研ぐ最中は水を流しっぱなしにするとうまく研げません。
乾いてきたらたまに水をかけ、表面に少しヌルッとしたものがある状態で研きます。
中砥石で研ぐ
表、裏が研げたら今度は中砥石に変え同じように表から研いでいきます。
#包丁研ぎ 続き
荒砥石が終わったら次は中砥石。
家庭で研ぐのならこれ1本でOK。
(お値段も3つの中で一番お安いです)
ですが荒砥石があった方が研ぎ時間は早くなりますやり方は荒砥石と同じですが、先ほどより短時間、研ぎ音も静か#松坂屋名古屋店#キッチンネットプラスアンバサダー pic.twitter.com/oXinS2ROjF
— misuzu@1分レシピ動画📪 (@misumisu0722) 2018年3月15日
先ほどと同様に刃を触って「かえり」が出てくるまで研ぎ、裏返して研ぎます。
#包丁研ぎ 続き
中砥石も荒砥石と同様、(先ほどより少しではありますが)「かえり」が出てくるまで研ぎます。
この後裏面を研ぎます。店頭では1日40本ほど研いでらっしゃるそう😳
少しやっただけで結構疲れる作業だと思ったので40本は凄い#松坂屋名古屋店#キッチンネットプラスアンバサダー pic.twitter.com/zixqFwLBBI— misuzu@1分レシピ動画📪 (@misumisu0722) 2018年3月15日
仕上げ砥石で研ぐ
中砥石より更に細かな「仕上げ砥石」で研いでいきます。
#包丁研ぎ 続き
最後の仕上げ砥石です
一番細かい砥石でお値段も一番お高いです。研ぎ音は先ほどより更に静か
刃先を整え切れ味よくするためにかけるものなので仕上げ砥石だけでは包丁は研げません
(ですがそうそう減らないので一生モノ)#松坂屋名古屋店#キッチンネットプラスアンバサダー pic.twitter.com/2etQa6bpMc— misuzu@1分レシピ動画📪 (@misumisu0722) 2018年3月15日
仕上げ砥石も先ほどまでと同様に、表面をかえりが出るまで研ぎ、裏面に持ち替えて研ぎます。
出来上がり
20分〜30分ほどで1本研ぎ終わります。
#包丁研ぎ ラスト
これで出来上がりです。
トータルで30分ほどでした。自分でできるといいと思いながらも(砥石は持ってる)
研ぐのはかなり体力勝負ですね🤔🤔#松坂屋名古屋店#キッチンネットプラスアンバサダー pic.twitter.com/sHKqSEs290— misuzu@1分レシピ動画📪 (@misumisu0722) 2018年3月15日
スパッと切れるようになりました!
オススメのまな板について
ここからは以前伺ったお話になりますが、包丁を傷めないオススメのまな板は?
とお聞きしたところ「いちょうのまな板」を勧めてくださいました。
包丁に一番優しいまな板は銀杏のまな板。
(食材に匂いが移るなどはないですが梅雨時になると部屋がちょっと匂ったりはするそうです)
2枚目の爪切りは切りやすくて人気との事。#松坂屋名古屋店#キッチンネットプラスアンバサダー pic.twitter.com/74wCiosRBv— misuzu@1分レシピ動画📪 (@misumisu0722) 2017年12月13日
その他和雑貨をいろいろと取り扱ってらっしゃる売り場でして、今人気の商品は鉄瓶だそうです。
自分で研げると手軽!
包丁を研ぎに出そうと思うと、刃物を持って出歩かないといけないですし、何よりちょっと面倒。
良い包丁はプロにお任せした方が良いかとは思いますが普段使いのものは自分で研げるよう研ぎ方を覚えるといいですね。
(わたしも新品の砥石を大切に保管しておらずちゃんとやってみようと思います)
レターポットでお手紙頂けると嬉しいです!
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