皿や茶器、器全般を取り扱っている松坂屋名古屋店本館6階「橘屋吉兵衛」さんに伺いました。
先日ご紹介したお花の器もたち吉さんのものです。
ライブ配信はこちら
お話の内容はまるっと動画配信しています。
お時間あられます方はどうぞ
テーマは「お茶でほっこり」
橘屋吉兵衛さんでは現在「お茶でほっこり」をテーマに商品展開をしてらっしゃいます。
橘屋吉兵衛さんはこんなお店
たち吉さんは1752年創業。
松坂屋名古屋店さんの「橘屋吉兵衛」ではたち吉のレギュラー品に加え作家さんや窯元から取り寄せたもの、置物や時計などまで幅広く取り扱ってらっしゃいます。
ひな祭りの時期にはお雛様も並んでいました。
なぜ「お茶でほっこり」なの?
自社釜を持たないたち吉さんは磁器の器、陶器の器、漆器、ガラス食器などなどいろいろなものを取り扱ってらっしゃいます。
お茶を出すおもてなしの時に皆さんにありがちな
「器を新しくしよう」とか
「茶托と茶碗の組み合わせをどうしよう」とか
そういった時に自社コーディネートを楽しめるのが橘屋吉兵衛さんの強み。
おもてなしでなくてもちょっといい急須で自分のためにお茶を淹れるほっこりする時間を楽しんでほしい!
今回の「お茶でほっこり」にはそんな気持ちが込められています。
急須の話
加藤秋景さんの常滑焼急須制作風景動画です。
ライブ配信動画中に流していたのがこちら。
お皿などに比べ大変手間のかかる急須。
急須は5つのパーツに分かれています。
蓋、持ち手、注ぎ口、本体、茶こし。
これら全てが手作業で作られるので器などに比べとても手間がかかっています。
(写真はわたしの手持ちの急須です)
茶漉しも手作業!
均等に1つ1つ穴を開けていきます。
(ライブ動画からのスクリーンショットなため見えづらくてすみません)
ライブ動画ではこんな可愛らしい急須もご紹介しました。
こちらは備前焼、小橋順明さんの小さな急須。
美味しいお茶の淹れ方
穴の向き
蓋の穴の向きは注ぎ口に向けます。
急須を回さない
お湯を注いでから急須をくるくる回してしまうと渋みが出ます。
ゆっくり淹れる
急激に傾けると詰まり、詰まると時間が経って渋みが出ます。
最後まで淹れ切る
中に残してしまうと二煎目が渋くなるので最後まで淹れきります。
コーディネートの話
出て来たのはスクエアの木製のお盆。
丸いお盆だとお茶を運んでお出しして、となりますが
これならお一人分ずつお茶とお菓子とをのせそのままお出しする事ができます。
組み合わせを変えこちらにするとぐっと高級感が出ます。
茶托の選び方
慣れないと難しく考えがちな茶托の選び方ですが、「靴みたいなもの」と考えるとわかりやすいです。
良い服には良い靴を合わせるように、良い茶呑茶碗には良い茶托を合わせます。
例えばこちらの茶托は木の粉を圧縮し、外側はウレタンで塗装したもの。
こちらは木製の漆塗りです。
良い茶碗には良い茶托を、とはいえファッションと同じで(基本をわかっていれば)外しもOK。
布製のものやコースターなどを使ったコーディネートも場によっては楽しめます。
器の選び方
左側が磁器、右側は陶器です。
磁器の器は冷たい印象で改まった席や会社での利用などに使います。
陶器の器は温かなイメージでありよりカジュアルな場で使用。
ですが例えばこちらの↓花霞のような陶器でも中がガラス製だと涼しげな印象に。
こういった点を踏まえてコーディネートを楽しみます。
お茶とお菓子
最後はお茶とお菓子を頂きました。
お菓子は松坂屋名古屋店B1の「鶴屋吉信」さんのもの。
手前が「春の水」、奥は「都の春」です。
こちらの美味しいお菓子と京都のお茶を頂きました!
Instagramでも発信!
たち吉さんのInstagramアカウントでもお茶とお菓子の組み合わせを提案されてます。
また、現在人気アカウント 「@kokoronotane」さんとコラボされているそう。
こころのたねさんの素敵なコーディネートの中にたち吉さんの器が使われています。
日々が忙しく過ぎていく中、少しゆったりとお茶を淹れ、ゆっくりと楽しむ時間を設けると良い息抜きになりますしこの後より頑張れそうな気がしますね。
お店はこちら
松坂屋名古屋店さんの本館6階です。
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