溶かして固めるだけで手作り石鹸が楽しめる、mpソープ(グリセリンソープ)を使ったハトムギ石鹸の作り方です
苛性ソーダなし。
そしてハトムギはイボ取りの民間薬としても知られ美肌に良いとされています

漢方の資格取得講座に付属していた「手作り漢方石鹸」がわたしに合っていたようでかなり良く、日々使っているお気に入り石鹸になりました。
この講座に付いています↓
今回はその作り方を覚書として掲載致します。
作り方動画
YouTubeはこちら↓
はとむぎ(薏苡仁)とは
作り方に入る前に、、みなさんハトムギはご存知ですか?
美肌に、イボ取りに、漢方薬としても使われる薏苡仁(ヨクイニン)は、はとむぎの渋皮を取り除いたもの。


薬膳・漢方ではハトムギの効果は以下のように言われています
- 身体の中の余分な熱を取る
- 水分代謝をアップさせる
熱を取り代謝をよくさせるため、夏に嬉しい食材。
詳しくはこちらをどうぞ
このハトムギを手軽に粉末を使って石鹸の中に練り込みます
さて、今回ご紹介する石鹸はmpソープを使った簡単な手作り石鹸です。
mpソープとは本格的な手作り石鹸(CPソープ)とは違い、溶かして(melt)&注いで(pour)作る石鹸のこと。
では材料と作り方をお伝えします
材料(400ccソープ1個分)
mpソープ 200g
はとむぎ粉末 15g
材料アレンジ
- 使用する容器に合わせて分量を調節してください
- お好みで精油を加えて香りを付けても
- 色粉で色を付けると見た目が綺麗
右がmpソープ、左がはとむぎの粉末です

mpソープ(グリセリンソープ)について
手軽な1回使い切り。
100gカットされているmpソープは計量しやすく使いやすいですが、割高です

大きい塊のmpソープを使う場合はカッターナイフなどで切って計量します

mpソープは寒い時期では少し硬いので、切るには力が必要です
暖かい時期だと(薄いものなら)手でも割れるくらいの柔らかさ。

使いやすい方を使用してください
容器について
シリコン製容器を使うと出来上がった石鹸を取り出しやすいです
石鹸作りはかなり高温になるのでしっかりしたものがいいです
我が家で石鹸用に使用しているのはアサヒ軽金属のシリコンシェフ丸型Sです
お気に入りでしたが廃番してしまい、現在は販売されていません。
冷凍、オーブン調理,電子レンジOKの容器で
使用しているSサイズは一番上で直径18cm、高さ6.8cm、容量0.4Lのものです
作り方
まずは材料を計量します
はとむぎの量はお好みで増減させてください

私が使用しているハトムギはこちら
小麦粉に混ぜ、パンケーキなどにも使えます

はとむぎが多いと洗い上がりの肌が若干乾燥しやすくなります
mpソープは大きい場合、スプーン等で細かく割ってから耐熱容器に入れると溶かしやすくなります

溶かします
小鍋やフライパンなどにお湯を沸かします
ソープの入った容器を浮かべて湯煎にかけます。
暑い時期なら火を消して容器を浮かべておいても溶けますが、寒い時期は弱火で加熱しながら溶かします
石鹸の表面からどんどん固まってくるので、たまに混ぜつつ溶かしましょう

塊がすっかりなくなり綺麗に溶けるまで湯煎にかけます。

ここで塊が残らないよう注意!
はとむぎを加えます
石鹸は湯煎にかけたまま。
計量しておいたはとむぎ粉末を加えます。

湯煎にかけたままスプーンでくるくる混ぜ溶かします。

ポイント
湯煎から外してしまうとmpソープ が固まってきて綺麗に混ざらなくなります。
温めた状態で溶かしこんでいきましょう。
はとむぎがダマになりやすいので容器の側面にダマを押し付けてスプーンで砕くように溶かしていくと溶けます。

完全に溶けたら湯から外します
固めます
冬場だとかなり短時間で固まります
このまま放置するとはとむぎが沈殿するので、たまに混ぜつつ固めると綺麗に仕上がります

といってもかなり短時間でどんどん固まってきます
ある程度とろみがついたらスプーンを外します
一晩おきます
表面が固まってきたら放置。
完全に固まるまで一晩ほどおきしっかりと固めます。

取り出します
型から取り出しましょう
このシリコン容器の良いところは、分厚くて容器がしっかりしており、側面が下に下がるので取り出しやすいのです。

これで完成です

こちらは1/2量。
材料を半量にしても作れます

ハトムギ石鹸の使い心地
洗いあがりしっとり、すべすべ。
薏苡仁の吹出物やシミ取りなどの美肌効果を期待して使っていますが、グリセリンソープのツヤっとした洗い上がりも気に入ってます。
ほんのりはとむぎの香りがするので、気になる方はエッセンシャルオイルなど加えると良いですよ。