プログラミング学習の中でも特に人気なロボットプログラミング
ロボットを組み立て、動かすという作業は子どもだけでなく大人も夢中になれます。
今回はその中でも人気な教育版LEGO について私がWeDo2.0を購入する際に比較検討したことを中心にまとめます。
2020-11-19公開/追記2022-02-23
追記(2022-02-23)
2022年現在、LEGO WeDo2.0は「LEGOスパイクベーシック」という新しいモデルに変わっています。
WeDo2.0は生産終了しています
Z会からもspikeベーシックの新講座が始まっています
Z会のspikeベーシック講座の内容はこちら。
作る内容や教材は異なりますが、講座で学べるプログラミングスキルはWeDo2.0と同じです。
ということでWeDoは終了してしまいましたが、ここからはSpikeベーシックの旧シリーズ、Wedo2.0についてのまとめをご紹介します
LEGO Spikeプライムの講座レポはこちら
我が家は検討の結果「Z会プログラミングwith LEGO Education (基礎編)」に加入しました
講座体験レポートはこちら
LEGO Education (教育版レゴ)とは
レゴエデュケーションとはレゴ社のプログラミングロボット教材です。
世界90カ国以上の教育機関で採用されており、日本でも通信講座に限らず様々なプログラミング教室で使われています。
プログラミングできるレゴは5種類
今回の記事でご紹介する「LEGO Education WeDo2.0」以外にもプログラミングができるレゴが4種類あります(2020年11月現在)
- レゴブースト(玩具版)
- レゴ WeDo2.0(教育版)/生産終了
- レゴSpike ベーシック(教育版/New)
- レゴ SPIKE プライム(教育版)
- 玩具版 マインドストームEV3
- 教育版 マインドストームEV3
*WeDoは生産終了したため、在庫限りの販売です
低年齢向けの新シリーズはSPIKEベーシックです
玩具版で人気なのはレゴブースト
上の5つの中では安価で購入しやすいものです
レゴ玩具版と教育版の違い
玩具版レゴと教育版レゴの違いは、簡単に分けると
- 玩具版は「プログラミングもできるおもちゃ」
- 教育版は「プログラミング教室でも使割れる学習用」
プログラミングが目的なら教育版がおすすめです
対象年齢
- レゴブースト 7〜12歳
- WeDo2.0 5歳〜/Spikeベーシック
- SPIKEプライム 11歳〜14歳
- 玩具版マインドストームEV3 10歳〜
- 教育マインドストームEV3 10歳〜
購入方法
- 玩具版はAmazon、楽天など
- 教育版はプログラミングスクールやアフレル、Z会など通信講座
玩具版はどこでも購入できます。
教育版はテキスト付きで欲しい場合はアフレルやZ会などプログラミング講座で購入します
Z会の資料請求はこちら
テキスト不要の場合はAmazon、楽天などでも購入は可能です
(海外版だと不備があった時が不安なので「国内正規品」がおすすめ)
レゴプログラミングの選び方
- 玩具版がいいか教育版がいいか
- あとは対象年齢で選びます
我が家の場合
さて、我が家の場合をお話しします。
我が家は小学3年生/9歳の男の子(1人)です
- プログラミング教室は未経験
- 独学でスクラッチで遊ぶ程度
- プログラミングおもちゃの「embot」や「スマホロボ」は1人で作成可能
- ロボットプログラミングをきちんと学びたい
- 家から出たくない
- 時間を決めてやりたくない(オンラインのマンツーマンは不可)
以上の点から通信講座でのロボットプログラミングを受講したく、
- 安価で手頃なアフレル
- 顧客満足度1位(2019年)のZ会
この2つに絞って検討しました
教育版レゴ単体で買っても遊べる
アフレルで購入、Z会で購入、どちらの場合もレゴ代金+教材費がかかります
レゴエデュケーション単体で購入すれば、たとえば廃盤のWeDo2.0の場合は32000円ほど
教材費がネックの方は単体での購入してもそこそこ遊べます
SPIKEプライムはこちら
レゴ公式アプリが結構優秀なんですよね。
テキストがなくてもアプリを見ればいくつもいくつも簡単に作れるようになっています
レゴWeDo2.0公式アプリの画面
アプリには大変わかりやすく大きな図解で作り方が掲載されています
下の画像はレゴ公式アプリに作り方が載っているロボットの一部
これ以外にも多くの種類が掲載されています
良くない点
教材なしでもそこそこ作れてしまうくらい、とっても優秀なアプリなのです。
ですが見て書かれている通りに組み立てていくだけで出来上がってしまうので
テキストがないと学習効果は薄いように感じます。
例えばこちらはWeDo2.0が届いた初日にアプリを見て
うちの子が作成した地震シュミレーター(子ども1人で作成可能)
◼︎地震シュミレーター
震度1〜震度5で
ユラユラが激しくなっていきますユラユラは地震を思い出して怖い🙈💦
☑︎Z会のテキストは
初回分はすぐ終わる
(所要時間30分ほど)☑︎レゴwedo2.0 公式アプリに
さまざまな作り方が載ってるので
これだけでも色々作って楽しめます#レゴプログラミング https://t.co/AXzKBIEYUq pic.twitter.com/dfNVJPzxVU— みすず◡̈⋆*家事を仕事にする人 (@misumisu0722) 2020年11月18日
そのほか扇風機や(アプリ状にプログラミングすればプロペラを回すことができます)
こちらはプルロボット
少し重さのある物もよいしょよいしょ、と運んでくれます
こんな感じで親の助けもなく1人で組み立てて動かせるくらい
レゴWeDo公式アプリは細部まで丁寧でわかりやすい内容になっています
アフレルとZ会レゴプログラミングの比較
ではここからが本題!
今回購入時に私が比較検討したアフレルとZ会の違いをご紹介します
アフレルとZ会の違いは以下の5点(LEGO wedo2.0のコースでの比較です)
- アフレル 35970円(税込)/Z会79893円(税込/年払いの場合)
- アフレルは買い切り/Z会は毎月教材が届く
- アフレルの内容は動物をメインにアフレルオリジナルロボット6体
- Z会の内容はLEGO公式アプリ内のロボットを12体
- アフレルは教材とブロックセット購入のみ
- Z会は教材のみの購入可能
- アフレルは低年齢向け(幼稚園〜小3)/Z会は小1〜小4向け
わかりやすさの違い
資料請求での判断だけですが資料を見る限りアフレルもZ会も大変わかりやすいテキストになっており難易度に違いはないように感じました
(ただ、アフレルの方がひらがなが多く、カラフルでテキストも少し低年齢向けの内容になっています)
Z会
アフレル
内容の違い
Z会は1年間受講し講座レポをブログにまとめています。
アフレルは未受講のため内容までは詳しく分かりません
ですが公式YouTubeチャンネルを見る限りもしかするとアフレルの方が良い内容だったかも。。。?
と思います
(受講してみないと詳しくは分かりませんが。。)
アフレルYouTubeチャンネルの映像で見ると、Z会では出てこない複雑な動きをした恐竜や、カクカク曲がる車などが確認されました。
ただこれはほんとやってみないとわからないのでなんとも言えませんが、、
少し悔やまれます。
両方購入することも可能
さて、どっちがいいのか、どっちも受講したい、
そんな場合はLEGOWeDo本体は1つで両方受講することも可能です。
Z会は教材のみの購入が可能なんです。
なので、LEGOのみAmazonや楽天で購入してポイントをつけたり、
先にアフレルで購入してその後Z会に入ることも可能です。
アフレルのメリット
アフレルは受講費用が断然お安いです
Z会と比べると4万円ほどお安く、アフレルオリジナルロボットが学べます
オリジナルシートやシールもつき、作れるロボットは「うさぎさん」「くまちゃん」など
比較的低年齢向けの内容です。
また、オリジナルロボットばかりで教材もオリジナルな内容なのも魅力。
WeDoを2セット使用したWハブ編の教材もあります。
この教材があることによって、他社にてLEGO WeDo2.0を既に購入していても、さらにアフレルでもWeDoを購入することにメリットが生まれます。
アフレルのデメリット
費用はお安く済みますが買い切り製品なのでテキストも6ヶ月分全てが一度に届きます。
となるとせっかく高価なレゴ WeDo2.0を購入しても最悪1日で全行程終えてしまうかも。。という不安もあります
また、低年齢向けなのでどれも可愛らしいのですが小3男子にはちょっと可愛すぎる内容なのでは、、という疑念も湧きました
Z会のメリット
Z会のプログラミング講座は顧客満足度1位(2019年)
アフレルに比べると受講費用はお高くなりますが通学のプログラミング講座と比べたらかなりお安くなります
そして「毎月届くテキスト」はやはり魅力
買い切り講座ではないので「1日で全行程終了してそれ以降WeDoは触らなくなった」なんてことはなさそうです
Z会のデメリット
受講費用がお高い点、作れるロボットがレゴアプリに記載されているもののみ
この辺りがもう少し改善されるとより嬉しいかなと思います
ではそれぞれ見ていきましょう
レゴ WeDo2.0 for home アフレル
アフレルのレゴプログラミングは購入しやすい価格とわかりやすいテキストで大変人気です。
レゴ単体が32000円ほどなのに対しアフレルはレゴ込みで税込35970円
驚きのコスパの良さです
我が家はZ会を購入しましたが、それは年齢がもう9歳だったため。
もう少し年齢が低かったら間違いなくアフレルにしていました
私が請求した時は資料請求にLEGOがついてきましたよ
組み立てるとミニマイロが作れます
アフレルの講座内容
以下がレゴWeDo2.0とともに一度に届きます
教材のみでの販売はされていないので、必ずレゴとのセット販売になります
保護者向けガイドブックは1冊
子ども用のワークブックは6冊
ファイルやシール、作ったロボットを乗せるシートなどもつき、小さい子が喜びそうな内容になっています
毎月1体、合計6体のロボットを作ります
- マイロ
- しゃくとりくん
- ざうるすさん
- あひるちゃん
- うさぎちゃん
- はらぺこくまちゃん
基礎編を行い、その後チャレンジミッションを行います
ワークブックは図解つきで大きく描かれており、小さな子どもが1人で取り組めそうな内容になっています
それぞれの項目に所要時間も記載されています
(1ステップ10〜20分ほど/大きい子ならもっと短時間でできそうです)
Z会プログラミング講座 with LEGO Education (基礎編)
さて続いてZ会プログラミングです
高額なため購入にかなり迷いましたが作って動かして楽しいカリキュラムが多く人気の講座です。
Twitter上でも楽しそうな動画をツイートされている方が多く、それらのツイートも購入の決め手になりました
Z会プログラミング講座について
Z会のプログラミング講座は「with LEGO Education (基礎編/標準編)」以外に4種類あります
- プログラミングはじめてみる講座(年長〜小学3年生)
- with Scratch(小1〜6年生)
- みらい with ソニー・グローバルエデュケーション(小1〜3)
- Z会プログラミング中学技術活用力講座(小学高学年〜中学3年)/2021年12月開講
より安価にプログラミング講座を受講したいならスクラッチ講座がおすすめ。
ロボットプログラミングではないためロボット購入費用がかからず安価で済みます
また、低年齢の方なら「はじめてみる講座」
スクラッチ講座よりもより小さなお子さん向けに作られています。
みらい with ソニー・グローバルエデュケーションはロボットプログラミング講座です
資料請求はこちら
我が家は単純に「レゴで学びたい」と思っていたので最初からソニーは除外していましたが、みらいの方がレゴコースよりお安いです
Z会プログラミングwith LEGO educationの内容
Z会のレゴプログラミング(基礎編)は毎月1回テキストが届きます
全12回なので1年間で終了します
作れるロボットは12体全てレゴアプリに掲載されているものです
(掲載されていないものが作りたい場合はアフレルがお勧めです)
毎月テーマが2つあり、
テーマに取り組み→チャレンジに取り組む
という流れ。
1回の講座所要時間は90〜150分×2テーマ
かなり長めに設定されています
我が家は初回講座は2テーマ30分ほどで終わりましたが初回だったからかもしれません。
毎月ワークブックと保護者ガイドがあります。
テキストは小3なら見ながら1人で組み立てられる内容。
ですが、少し字が多いので1年生の子だと保護者の手伝いが必要かもしれません。
資料請求はこちら
まとめ
というわけで今回はLEGO Education WeDo2.0の比較についてお伝えしました
WeDo2.0は単体でも購入でき、レゴアプリを見ればそこそここなせたくさんのロボットを作ることができます
ですがその金額に少し上乗せするとアフレル講座が買えてしまいます
テキストが付くとよりしっかりとロボットプログラミングが学べますよ
安価で大変お得なアフレルレゴですが、内容は少し低年齢向き
受講されるお子さんがどんなものが好きかによっても違いますが、我が家は少し高年齢向けのZ会を受講しました
そして我が家はWeDo2.0はZ会で購入しましたが、実はこの上の「レゴSPIKEプライム」はアフレルで購入しようかなと考えています
やはりアフレルのこの金額は魅力的ですよね。
皆様も楽しいレゴプログラミングライフをお楽しみください